平野啓一郎
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平野啓一郎(ひらの けいいちろう、1975年6月22日 - )は、日本の作家。
愛知県蒲郡市で生まれたが1歳で父親を亡くし、2歳から18歳まで母親の実家があった福岡県北九州市で過ごす。私立明治学園中学校から福岡県立東筑高等学校を経て、京都大学法学部卒業。小野紀明のゼミに所属していた。現在東京都在住。99年『日蝕』(1998年刊行)で第120回芥川賞を23歳で受賞。同年『一月物語』を刊行。近年、大作『葬送』を刊行し注目を集めた。これら「ロマンティック三部作」と呼ばれる過去の歴史を舞台にした長編群を書き上げたあとは、一転して現代を舞台にした実験的な短編に取り組んでいる。三島由紀夫、森鴎外、シャルル・ボードレール、ミルチャ・エリアーデ等に傾倒。
[編集] 著書
- 「日蝕」(新潮社、1998年10月、ISBN:4104260010)(新潮文庫、2002年2月、ISBN:4101290318)
- 「一月物語」(新潮社、1999年4月、 ISBN:4104260029)(新潮文庫、2002年8月、ISBN:4101290326)
- 「文明の憂鬱」(PHP研究書、2002年1月、ISBN:4569620035)(新潮文庫・補強版、2005年12月、ISBN:4101290377)エッセイ集
- 「葬送 第一部」(新潮社、2002年8月、ISBN:4104260037)(新潮文庫、2005年7月、上巻ISBN:4101290334、下巻ISBN:4101290342)
- 「葬送 第二部」(新潮社、2002年8月、ISBN:4104260045)(新潮文庫、2005年8月、上巻ISBN:4101290350、下巻ISBN:4101290369)
- 「高瀬川」(講談社、2003年3月、ISBN:406211755X)
- 「滴り落ちる時計たちの波紋」(文藝春秋、2004年6月、ISBN:4163230505)
- 「TALKIN' ジャズ×文学」(平凡社、2005年10月、ISBN:4582832903)小川隆夫との共著
- 「顔のない裸体たち」(新潮社、2006年3月、ISBN:4104260053)
- 「本の読み方 スロー・リーディングの実践」(PHP新書、2006年8月、ISBN:ISBN:4569654304)