市川中学校・高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私立市川中学校・高等学校 | |
創立 | 1937年 |
設置学科 | 全日制普通科 |
所在地 | 〒272-0816 |
千葉県市川市本北方2-38-1 | |
電話番号 | 047-339-2681 047-337-6288(FAX) |
外部リンク | 公式サイト |
市川中学校・高等学校(いちかわちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、千葉県市川市本北方にあり、略称が「市川中」、「市川高校」あるいは「市川」となるので、よく公立校と勘違いされるが、学校法人市川学園が経営する私立中学校・高等学校(中高一貫)である。
「市川」、「市学」などの愛称がある。
1937年(昭和12年)、教育者で東京府立四中教諭であった古賀米吉が市川市東菅野に旧制中学校として市川中学校を開校させたことに始まる。戦後、旧制中学校が新制の高等学校に移行するとともに中学校が併設された。創立以来男子校であったが、2003年(平成15年)本北方への高校・中学校舎の移転に伴い、中学の共学化を開始、その第一期生が高校に進学する2006年(平成18年)年からは高校の共学化も実施されることになった。
目次 |
[編集] 沿革
- 1937年(昭和12年) 学校法人市川学園設立。市川中学校(旧制中学)を開校(なお、初代校長として七博士建白事件で知られる中村進午を招聘している(~1938年))
- 1948年(昭和23年) 学制改革により、市川高等学校に移行され、同時に中学校(新制中学)が併設される。
- 2003年(平成15年) 校舎移転に伴い中学が共学となる。
- 2004年(平成16年) 日本で初めて中学入試が幕張メッセで行われる。
- 2006年(平成18年) 高校が共学化される。
[編集] 教育方針・校風
市川学園の教育方針は「個性の尊重」と「自主自立」である。 これを実現するために
- 「独自無双の人間観」
- 「よく見れば精神」
- 「第三教育」
という三本柱を立てている。 ちなみに「第三教育」とは自分で自身を教育することである。
こういった教育方針が比較的リベラルな校風をもたらしている。
年度始めには、渋谷幕張中学・高校同様全員にシラバスが配布され、生徒が学習の流れをつかみやすいように工夫されている。
[編集] 現況
渋谷教育学園幕張高等学校や千葉県立千葉高等学校に次ぎ、千葉県立船橋高等学校、東邦大学付属東邦高等学校と並ぶ県内有数の進学校として知られる。かつては千葉私立御三家の一角を担っていたが、千葉県内の高校が次々と共学化していくところが多い中、男子校を貫き通し、ついには偏差値的に昭和学院秀英中学校・高等学校に追い抜かれ、千葉私立御三家から陥落した。そのため数年前,共学化に移項した。
[編集] 進路実績
【2006年 主要大学の合格者数】(学校側の資料による)
- 東京大学 6名
- 京都大学 3名
- 一橋大学 3名
- 上智大学 43名
- 早稲田大学 111名
- 東京理科大学 128名
- 慶應義塾大学 58名
- 東京工業大学 7名
- 東北大学 4名
- 北海道大学 3名
- 東京農工大学 5名
[編集] 出身者
三遊亭楽麻呂(落語家) 後藤忠治 (実業家)
[編集] 学校法人 市川学園
学校法人としては市川高等学校・中学校の他に3ヶ所の幼稚園を経営している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 千葉県の高等学校 | 千葉県の中学校 | 私立中高一貫校 | 市川市の小・中・高等学校