巴戦
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巴戦(ともえせん)
- 大相撲の優勝決定戦の方式の一つ。以下詳述。
- 戦闘機対戦闘機の空中戦の方法の一つ。前方にしか発射できない機関砲/機関銃が主要兵装だった時代の戦闘機は、敵の背後に回ると有利な攻撃ができた。そのためお互いに敵の背後をとろうと激しい旋回を行った。零式艦上戦闘機、一式戦闘機といった帝国陸海軍の戦闘機はこの種の戦闘が得意だったとされている。欧米の戦闘機が大出力、高翼面荷重、重武装になると同時にレーダーと無線を用いた編隊による一撃離脱戦法が広がり、技術的に立ち遅れていた日本軍機を圧倒することとなった。
巴戦(ともえせん)とは、大相撲における優勝決定戦の方式の一種で、本割の結果、相星の力士が3人いる場合の優勝者決定のための戦いである。連続して2勝した力士が優勝となる。
力士は土俵下でくじ引きをして、○(丸)が描かれた紙を引いた力士は休みとなり、残りの2人がまず対戦する。勝者は続けて休みの力士と対戦し、勝った場合は優勝が決まる。負けた場合はまた初戦で負けた力士が土俵に上がる。以後、2連勝する力士が出るまで続けられる。取組が15番ある幕内において巴戦が行われることはあまりないが、実力の均衡する十両や、7番しかない幕下以下ではしばしば行われる。なお、同点力士が5人・6人の場合も、予選を行って3人にしぼり、巴戦を行う。(4人・7人・8人の場合はトーナメント形式になる)
確率から見ると○を引いた力士の優勝確率が4/14、他の2人は5/14である。
[編集] 平成以降行われた幕内の優勝決定巴戦
太字は優勝、括弧付きは巴戦前に敗退
- 平成2年3月 - 北勝海信芳、小錦八十吉、霧島一博
- 平成5年7月 - 曙太郎、貴ノ花光司、若ノ花勝
- 平成6年3月 - 曙太郎、貴ノ浪貞博、貴闘力忠茂
- 平成8年11月 - 曙太郎、(若乃花勝)、武蔵丸光洋、貴ノ浪貞博、(魁皇博之)