川原湯温泉
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川原湯温泉(かわらゆおんせん)は、群馬県吾妻郡長野原町(旧・上野国)にある温泉。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 含食塩石膏硫化水素泉
[編集] 温泉街
共同浴場は「王湯」「笹湯」、そして寸志で入浴できる「聖天様露天風呂」が存在する。
温泉街の有る場所は八ッ場ダムで完成する湖によって沈む場所に存在し、いずれ移転する予定である。川原湯温泉の源泉もまた、ダム湖に沈む予定である。温泉街最上部の予定湖面より高い地点には、ダム水没による移転対策で新たにボーリングされた源泉が存在する。新源泉は高温の源泉のため、源泉にて温泉たまごを作る光景がよく見られる。
[編集] ゆかけ祭り
温泉街で行われる祭で、奇祭とも言われる。450年程前に源泉が一時枯渇し、鶏を生贄に祈願したところ湯が再び湧きお湯を掛け合ったとされることに由来する。
ゆかけ祭りは毎年1月20日の大寒の未明に行われている。紅白を褌の色で区別し、2手に分かれ褌一丁で「お祝いだ、お祝いだ」と叫びながら、お湯を掛け合う。「お祝いだ」の掛け声は「お湯湧いた」から変化したと言われている。
[編集] 歴史
1193年に、源頼朝が狩をしている最中に発見したとされる。共同浴場の「王湯」にはそれに因んで源氏の家紋(笹竜胆【ササリンドウ】)が掲げられている。