嶋尾康史
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嶋尾 康史(しまお やすひと、1968年5月6日 - )は兵庫県姫路市出身の昭和末期から平成期(1980年代後半-)のプロ野球選手、俳優。1989年から1991年の登録名は慶一。「やすし」と読まれるが「やすひと」が正しい。
[編集] 来歴・人物
地元の名門高校・東洋大学付属姫路高校野球部で、長谷川滋利とともに主軸エースとして活躍し、1986年には全国大会ベスト8の実績を持った。同年のドラフトで阪神タイガースから2位指名され、1987年入団。投手として活躍する。
入団後は2軍暮らしが続いたが、1992年中継ぎとして大ブレイク。しかし同年オフ右ひじを痛め、アメリカのスポーツ医学の第一人者フランク・ジョーブ博士のもとで治療を行い、復活を目指すが完治しないままで登板した2軍の試合で全力投球をすることが出来ず、1996年28歳の若さで引退。
その後は毎日放送・KBS京都の野球解説者を経て俳優として活躍。2002年にはかつて所属した阪神を題材にした映画ミスター・ルーキーに出演するなど、個性的な脇役として活動をしている。また近年は舞台演出家としても活動している。