島津久世
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島津 久世(しまづ ひさよ、?~応永23年(1416年))は、室町時代前期の薩摩の人。薩摩島津氏の分家である総州家4代当主。父は3代当主の守久。子に久林(5代)。
薩摩島津氏の分家である総州家4代当主。3代当主、守久の子。応永20年(1413年)、伊集院頼久が反乱を起こすと島津宗家8代当主の島津久豊に請われ出陣する。東市来宮園に進軍、伊集院軍の後方を襲う計画であったが突如裏切り久豊の軍を襲撃、伊集院方に勝利をもたらす。伊集院氏当主であった頼久はその功績に報いて、父守久の代に没収された川辺の地を久世に与える。しかし頼久は肥後相良氏の援護を受けた久豊に大敗。応永23年(1416年)、久世は和解のため久豊の下を訪れる途中宿舎を包囲され自害した。
- 島津氏(総州家)当主
- ?~1416
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- 先代:
- 島津守久
- 次代:
- 島津久林