審配

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審配（しんぱい、？－204年）は、後漢末期の武将。字は正南。魏郡陰安の人。審栄の叔父。

袁紹に仕える。節操が固い人物であったことから袁紹に信頼された。同僚の逢紀とは当初、ウマが合わなかったが、逢紀が審配にかけられた罪状について懸命に袁紹に弁護したことから、親友となる。そして以後は逢紀と共に袁紹の三男・袁尚を袁紹の後継者にしようと奔走した。

袁紹の死後、長子相続に反し袁紹が寵愛した三男袁尚を擁立する。そして袁尚の兄・袁譚を擁立する郭図らと対立し、結果的に袁紹が築き上げた広大な袁氏の勢力分裂を招く一因を作ってしまった。

204年、曹操軍が大挙して攻め込んできたとき、何ヶ月ものあいだ包囲に耐えつづけたが、甥の審栄が裏切って城門を開いてしまったため、審配は捕らえられてしまった。このとき、曹操は審配の能力を見込んで部下に迎えようとしたが、審配は最後まで袁尚への忠義を貫いて、主君のいる北を向いて斬首された。

審配は法に背いた罪人でも平気で匿う男だったと言われている。