安積原野(あさかげんや)とは福島県郡山市とその周辺地域で阿武隈川に向かって傾斜し谷の多い水利の悪い丘陵地一帯をいう。安積疏水が開通する以前は水が無いことから満足な作物の栽培は出来ず不毛の地であったことに由来する。明治維新による士族救済の国家プロジェクトにより開削した猪苗代湖を水源とする安積疏水、及びその後の疏水改良増設により約9,000haに及ぶ土地が灌漑され、現在市としては日本有数の米の生産地になっている。
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