学校心理学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
学校心理学(がっこうしんりがく)とは、学校教育全体において、心理教育的な援助サービス(カウンセリング)の充実を図ろうとする学問の事である。
[編集] 概要
学校心理学の概念は、石隈利紀が、[学校教育と[心理学]]を統合する一部門として提唱した。学校心理学に基づく援助技法には、具体的にアセスメントやチーム援助、コンサルテーション、コーディネーションなどがある。又、特別支援教育の現場で用いる具体的な手法も提案している。
学校心理学に関する学会としては、日本学校心理学会があり、学校心理学に関する研究の活性化が図られている。学校心理学に関する各種の研究は、研究誌『学校心理学研究』に掲載されている。福沢周亮・石隈利紀・小野瀬雅人責任編集、日本学校心理学会編集の参考書『学校心理学ハンドブック』(教育出版)は、学校心理学の研究成果をまとめた小型の書籍である。
学校心理学に関する資格としては「学校心理士」がある。日本教育心理学会、日本発達心理学会、日本発達障害学会、日本特殊教育学会、日本LD学会からなる学会連合資格「学校心理士」認定運営機構が 認定している資格である。日本学校心理学会、日本応用教育心理学会は、機構の連携学会である。
[編集] 関連項目
特別支援教育 石隈利紀