大項目主義
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大項目主義(だいこうもくしゅぎ)とは、一般に百科事典で、大きなテーマの項目名のもとに、 小さな項目や事柄について説明する項目立ての方法である。
中項目主義や小項目主義などと比べて、情報の体系性やまとまりに富み、それぞれの事柄のつながりや関連性がよくわかるようになっている。 ただし、ある特定の小さな事柄について調べる場合、索引は必須であり、また、小項目主義のように小さな事柄のみについて1つの項目で解説する項目が存在しないため、調べやすさだけで言えば小項目主義のほうが圧倒的に有利であろう。
大項目主義は、主に古い百科事典に多く見られ、ディドロとダランベールなどが執筆した百科全書や、ブリタニカ百科事典の初版は 大項目主義をとっていた(ちなみに、現在のブリタニカ百科事典は、小項目事典と大項目事典をセットにして販売している)。現在でも海外などを中心に大項目主義の事典が刊行されている。
[編集] 関連項目
- 中項目主義
- 小項目主義