大日本軌道山口支社
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大日本軌道山口支社(だいにっぽんきどうやまぐちししゃ)は、かつて山陽本線小郡駅(現、新山口駅)から分岐して、山口市の山口駅までを結ぶ軽便鉄道を運営していた、大日本軌道(大軌)の支社。
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[編集] 概要
山口市は、県庁所在地にも関わらず鉄道が通らなかったことで発展から取り残されていたが、それを打開するために敷設されたのがこの路線であった。
しかし1908年(明治41年)の開業からわずか5年後には、現在の山口線が敷設されたため廃線となった。
[編集] 路線データ
- 路線距離:小郡-山口間約13km
- 停留所数:9
- 動力:蒸気機関車
[編集] 沿革
- 1908年10月15日 新町~湯田間開業
- 1908年12月10日 湯田~山口(後の亀山)間開業
- 1909年2月21日 小郡町~新町間開業
- 1910年7月20日 亀山~山口間開業。これまでの山口駅を亀山駅に改称
- 1910年11月16日 小郡駅~小郡町間開業。小郡町駅廃止
- 1913年2月20日 山口線小郡~山口間開業に伴い廃止
[編集] 停留所一覧
- 小郡駅 - 津市 - 新町 - 和田橋 - 大歳 - 湯田 - 讃井 - 亀山 - 山口
[編集] 接続路線
- 小郡駅:山陽本線
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