夕方チャンス!

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夕方チャンス!（ゆうがた-）は、毎日放送と吉本興業の共同製作で1989年 10月～1990年 3月の半年間、毎週平日（月～金曜日）16:00～17:00に心斎橋筋2丁目劇場から生放送されたテレビ番組である。司会はハイヒール（リンゴ・モモコ）。ダウンタウンの東京進出のため終了した「4時ですよーだ」の後番組としてスタートした。

[編集] 概要

番組の内容は前半が視聴者参加のクイズコーナー、後半は曜日交代のレギュラー出演者と共にその時の流行情報を紹介しつつトークするコーナーを放送。前番組の「4時ですよーだ」と違い、月曜から金曜まで同じ内容の企画で放送された。

前半・クイズコーナー

視聴者が2人1組で10問のクイズに挑戦し、賞金獲得を目指すコーナー。毎回4組の挑戦者が出場し、最も正解数の多い組は「今日のチャンピオン」となった。クイズに不正解する度にペナルティーが課されるのが特徴。10問目終了まで耐えきればクリアとなり、解答数に応じた賞金が授与された。また、賞金とは別に参加賞が進呈された。

出題は加藤康裕毎日放送アナウンサーが担当した。

前期「万力クイズ」

万力マシーンに入る人とクイズに解答する人とのコンビでクイズに挑戦。万力マシーンとは、前面は透明なアクリルの板で、後部には万力が仕込まれているボックスである。挑戦者の1人は、これに頭部を入れなければならない。

解答者がクイズの答えを間違えると、ハイヒールの「（x回目の）万力ターイム」の掛け声とともに、解答者により一段階ずつ万力が締め付けられ、万力マシーンに入る人の顔がアクリル板に押しつぶされていく。4問不正解した時点で（4段階目の「万力タイム」をもって）クイズは強制終了となる。当然ギブアップしても終了。

後期「股裂きクイズ」

端的に言えば、万力クイズの万力を股裂きに変えたもので、基本的な内容は同じである。

股裂きマシーンに乗る人とクイズに解答する人とのコンビでクイズに挑戦。解答者がクイズの答えを間違えると、ハイヒールの「第xコカーン」の掛け声とともに、股裂きマシーンにより股裂きマシーンに乗る人の足が一段階（20センチ）ずつ、最大5段階まで開かされる。足の長さによる有利不利を緩和するため、身長-100センチだけ、初期段階として足を開く。5問不正解（「第5コカーン」）の状態で更に不正解すると強制終了となる。ギブアップしたり、倒れるなどして股裂きマシーンから脱落しても終了。

この股裂きマシーンはしばしば故障し、その度に生放送であるこの番組は混乱した。

後半・情報コーナー

清水圭、立原啓裕ら日替わりレギュラーがハイヒールと共に流行情報を紹介。

その他、オープニングで心斎橋筋2丁目劇場のロビーの窓に備えつけたカメラから下を歩く通行人をカメラで追い、そのうちの1人にズームアップ。ズームアップされた人は放送時間内に番組に名乗り出てきたら賞金を獲得できる、という企画が放送された。

[編集] クイズ！なんでもこい

「夕方チャンス」の後番組で、1990年 4月～6月に放送。司会は加藤康裕アナと清水圭が担当。視聴者参加型の早押しクイズ番組としてリニューアルされたが、視聴率は低迷し、わずか3ヶ月で放送が打ち切られた。その後同枠は3ヶ月間特番枠となり、10月から月亭八方が司会を務める「八方の4時はおまかせ」がスタート。同時間帯の視聴者のターゲットを若年層から夕食の支度前の主婦層に変更してきたため、毎日放送の若者向け夕方帯番組時代はこのとき幕を降ろすこととなった。