堤川

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この項目では日本の河川の堤川について説明しています。大韓民国忠清北道の市については堤川市をご覧ください。

堤川

延長	32.6 km
水源の標高	xx m
平均流量	xx m³/s
流域面積	287.9 km²
水源	xx
河口	陸奥湾（青森県）
流域	青森県

堤川（つつみがわ）は荒川（あらかわ）とも言われる青森県青森市にある二級河川。上流には下湯ダムがある。堤防は中流部から下流にかけて、ほぼ全体がコンクリートで固められている。

[編集] 歴史

かつては安潟もしくは善知鳥沼と言われる湖沼があったが、横内城主堤氏が外的の侵入を防ぐため川の流れを変え、現在の形に近い堤川が出来上がった。その後の昭和期の複数の護岸工事を経て川の蛇行が直線化され、現在の形となった。現在も護岸工事は行われている模様である。

駒込川との合流部付近は堤氏が支配していた頃は堤浦（もしくは堤ヶ浦）とも呼ばれていた。現在その付近は青森高校等のボート部が練習に使用している。

[編集] 名称

駒込川も含めてその水系を堤川水系と言うため、一つの水系として見た場合には堤川の名称が多く用いられる。特に公の場では堤川の名称の方が多く使われる。しかしながら、一般的には堤川と荒川のどちらが正式名称かは正式には決まっていない。ただし、青森市民は伝統的に駒込川と合流した後の河川部位に堤川と言う名称を用いる。これは、荒川と駒込川の合流部以南は堤氏が後に作った河川部位であるため、その歴史的事実を反映しているためである。

[編集] 利水

荒川の水は八甲田火山郡の影響で強い酸性である。そのため魚は特に上流部では住めず、飲料水として利用する際もpHを調整する必要がある。荒川には魚がいないと言う人もいるが、桜川1丁目付近まで下流になれば魚もいるため、厳密には正しくない。

かつては荒川の水を中性にする技術が発達しておらず飲料水として利用できずに、横内浄水場のみが水源であったが、上水道の利用率が増えてきたためそれのみでカバーするのは困難になってきていた。そこで昭和56年に堤川浄水場が完成し、平成16年現在で61,000m3／日の水が青森市の住民の飲料水として利用されている。さすがに横内浄水場の水に比べれば品質は落ちるが、それでもかなりの水質を維持している。なお、この浄水場の水源は浄水場完成当時建設中であった下湯ダムである。