堀川 (愛知県)
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堀川 | |
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天王崎橋より北を望む |
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延長 | 16.2 km |
水源の標高 | --- m |
平均流量 | --- m³/s |
流域面積 | 52.5 km² |
水源 | 元杁樋門(名古屋市守山区) |
河口 | 伊勢湾(名古屋市港区) |
流域 | 名古屋市 |
愛知県の堀川(ほりかわ)は、名古屋市を流れる庄内川水系の一級河川。庄内川や矢田川から分かれるようにして発祥し、伊勢湾(名古屋港)に注ぐ。途中、中川運河と新堀川とつながっている。水深は潮の干満で変化するが1~3m程度。川の流れも満潮時は逆流するので、川というより運河である。
1610年に福島正則が名古屋城築城に際して、資材運搬を目的とした水路として掘削したといわれる。 その後は物資の輸送に使われるようになった。
1976年まで名鉄瀬戸線に「堀川駅」という堀川に面したターミナル駅があったのは、愛知県瀬戸市で生産された瀬戸焼を堀川を通じて輸出するためであった。
名古屋城以北の上流部は1877年、黒川治愿(はるよし)によって開削されたもので、その名から通称「黒川」と呼ばれている。
昭和30年代辺りからは、工場排水や生活廃水で鼻を覆いたくなるほど異臭を放つ、無残な溝川と化していたが、昨今になって「名古屋堀川ライオンズクラブ」など、浄化を目指す運動も始まっている。
堀川には源流らしいものが無く、新しい水が流入することがほとんど無いことが水質汚濁の原因とも考えられており、地下鉄工事の際に湧出した地下水を利用するなどしている。 以前に比べ水質は改善しているようではあるが、まだまだきれいな川とは言い難い状況ではある。
2000年2月には堀川下流部にシャチが迷い込み、話題となった。
2005年から8月には、「清流の再生を夢の技術で」をキャッチフレーズに堀川エコロボットコンテストが開かれ、小中学生、大学生、企業が堀川をきれいにするアイデアロボットを披露している。
[編集] 堀川にかかる橋
[編集] 関連項目
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