坂元一哉
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坂元一哉(さかもとかずや、1956年-)は、日本の政治学者。専門は国際政治学、外交史。
福岡県大牟田市出身。京都大学大学院法学研究科修士課程修了ののち、1982年から3年間オハイオ大学に留学し、帰国後は京都大学法学部助手、三重大学人文学部助教授、大阪大学法学部助教授などを経て、現在は大阪大学大学院法学研究科教授。
2000年に『日米同盟の絆――安保条約と相互性の模索』(有斐閣)で第22回サントリー学芸賞政治経済部門受賞。
2002年に、外務省改革の一環として、川口順子外務大臣の諮問で設置された「外交政策評価パネル」(北岡伸一座長)に参画して、副座長を務めた。
2005年~2006年にかけて、安倍晋三官房長官の下に設置された「海外経済協力に関する検討会」(原田明夫座長)の委員として、ODAの再検討にかかわった。
京都大学では、高坂正堯教授の薫陶を受けた。最近では、保守的現実主義の立場から、積極的な発言をおこなっている。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『日米同盟の絆――安保条約と相互性の模索』(有斐閣、2000年)