国際情報オリンピック
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国際情報オリンピック(International Olympiad in Informatics, IOI)は、毎年行われる高校生を対象としたプログラミング能力を競う国際大会である。
1カ国あたり、最大4人の選手が参加できる。2005年のポーランド大会では、72カ国276人が参加した。日本から参加するには、日本情報オリンピックに参加する必要がある。
テストは2日間あり、各1日5時間で3問ずつに挑戦する。各問題は100点満点で採点され、満点は600点である。各プログラムには実行時間やメモリの制限があり、その制限がアルゴリズム上の工夫を要し、問題を難しくする。採点は入力データに対して、正しい結果を返すかどうかという、コンピュータによる自動採点で行われる。
採点の結果、上位1/12には金メダル、次の2/12には銀メダル、次の3/12には銅メダルが授与される。
日本は、1994年から1996年の間、国際大会に参加しており、その後9年間の中断の後、2006年から参加している。
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[編集] 成績
- 1994年 銀2
- 1995年 金1銅1
- 1996年 なし
- 2006年 金2銅1
1996年までは日本からの世界大会参加者は2名、2006年以降は4名。
[編集] 日本人金メダリスト
- 伊藤哲史(筑波大学附属駒場高等学校)1995年
- 渡部正樹(筑波大学附属駒場高等学校)2006年
- 片岡俊基(高田高等学校)2006年