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回帰線(かいきせん)とは、主要な緯線の一つ。
太陽が地表を照らす角度は季節によって変化する。春分と秋分には赤道上で垂直に照らすが、太陽が垂直に照らす地域は(北半球の)夏至には北緯23度26分22秒、(北半球の)冬至には南緯23度26分22秒となる。前者を北回帰線、後者を南回帰線と呼び、あわせて回帰線と呼ぶ。この二つの回帰線にはさまれた地域が熱帯である。
回帰線付近の地域は、亜熱帯高圧帯の影響により一年中乾燥し、砂漠気候となりやすい。
[編集] その他
- 台湾嘉義県水上郷には北回帰線が通っており、北回帰線駅と云う貨物駅がある。また駅の隣には北回帰線の記念碑(右上の画像)がある。