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史上最強のクイズ王決定戦(しじょうさいきょうのくいずおうけっていせん)はTBSの「ギミア・ぶれいく」及び「THE・プレゼンター」枠で数回に渡って放送されたクイズ番組である。
[編集] 司会者
[編集] 基本的な流れ
[編集] 予選
- 予選は第2回から行なわれ、会場は第2～4回は東京のみ。第5回は東京・大阪の2ヶ所による同時進行、第6回からは札幌（北海道ブロック、北海道放送本社）・東京（東日本ブロック、TBSホール）・名古屋（中部ブロック、中部日本放送本社）・大阪（西日本ブロック、毎日放送千里丘放送センター）・福岡（九州沖縄ブロック、RKB毎日放送本社）の5ヶ所で開催された。
- 予選参加者はクイズ番組（本選）未出場者は青、クイズ番組出場経験者は黄、クイズ番組優勝経験者はその回数分の★が付いた赤の帽子をかぶる。第1次予選として、50問筆記クイズが行われる。筆記クイズ上位（人数は回・地区によってまちまち）が第2次予選に挑戦できる。
- 第2次予選は早押しクイズ。7問正解で勝ち抜け。お手つき･誤答3回で失格。第2回は一組5人で1人勝ち抜け、第3～5回は一組4人で1人勝ち抜け、第6回以降は一組5人で2人勝ち抜けだった。
- 第2～5回では最終予選として「ボードクイズ」が行なわれた。ルールは1問ずつ出される問題にフリップで解答。10人（第5回では16人）中先に7問正解した上位6～7名が本選に進出する。
[編集] 本戦
- 第1関門
- 3択クイズ。本戦出場者は1~3番の札を持ち、それを挙げて解答する。30問（第7回からは50問）正解で第2関門進出。勝ち抜け人数は第1～5回では4人、第6回では7人、第7回以降では8人だった。
- 第2関門
- 早押しクイズ。ルールは予選の早押しクイズと同じ。第2回~第6回は1人勝ち抜けで前回優勝者と対戦。第7回以降はAブロックとBブロックに分けて各ブロック1人が勝ち抜け、決勝戦進出。なお、第6回では「時間制限筆記クイズ」という名称で10ポイント先取のボードクイズが行なわれ、早押しクイズは第3関門として行なわれた。
- 決勝戦
- パート1として超難問早押しクイズで7問（第5回では9問）出題される。正解すれば1ポイント。お手つき･誤答は解答権が相手に移る。ただしこれは第1回では行われていない。
- パート2はカプセルクイズ。2人はそれぞれカプセルに入り、ヘッドホンをする。相手の解答はもちろん聞こえない。パート1で獲得したポイントがパート2へ引き継がれる。出題は石坂浩二が行う。1問正解1ポイント。15ポイント（第1回では10ポイント。第5回では20ポイント）先取で優勝。優勝者には緑のジャケットが渡される。
[編集] 特別編
[編集] 大橋巨泉対クイズ王
- （当時の）歴代優勝者である水津康夫、西村顕治に4人を加えた6名が、大橋巨泉の制作した問題で戦った
- 大橋の制作した問題は、クイズとして出すには文章の構成上適切ではない問題や、彼の趣味に偏った非常にマニアックな問題が多く、全員苦戦をしていた
- 第1ラウンド
- 前後半計55問出題される早押しクイズ。得点の上位2名が決勝ラウンド進出。
- 前半20問は、従来のスタッフが作成した問題を出題。1問正解で1点獲得、お手つき･誤答は1点減点。
- 後半25問は、大橋が作成した問題を出題。1問正解で2点獲得、お手つき･誤答3回で失格。
- 決勝ラウンド
- カプセルクイズ。10問先に正解した方の優勝。
- ただし、問題は全て大橋が作成した問題を出題。しかも30問以内に両者とも10問正解に到達できなければ、優勝者無し（事実上大橋の優勝）となる。
- 結果は、西村顕治1問正解、水津康夫2問正解で30問を消化した為、優勝者無しとなった
[編集] 史上最強のクイズ王決定戦 スペシャル
- 水津康夫に7名を加えた8名で、通常とは異なる趣向の関門で戦った
- 第1ラウンド
- 4種目の早押しクイズを実施。各種目のトップが第2ラウンド進出。
- 第1種目は、東大生20名と1対20で勝負。東大生に正解されるか、挑戦者がお手つき･誤答するまで、何問連続で正解出来たかを競う。1人ずつ挑戦して、最高記録を出した1名が第2ラウンド進出。
- 第2種目は、従来通りの読み上げられた問題に答える早押しクイズ。5問正解で第2ラウンド進出、お手つき･誤答2回で失格（第2種目のみ解答権を失う）。
- 第3種目は、写真や動画を見て答える早押しクイズ。3問正解で第2ラウンド進出、お手つき･誤答2回で失格（第3種目のみ解答権を失う）。
- 第4種目も、従来通りの読み上げられた問題に答える早押しクイズ。ただし、3問連続で正解しないと第2ラウンドへ進出出来ない。お手つき･誤答3回で失格。
- 第2ラウンド
- 早押しボードクイズ。まず問題を読んでいる間、分かった時点で早押しボタンを押して、問題読みを止める。
- 誰がボタンを押した時点で、ボタンを押した・押さなかったに関わらず、全員答えをボードに書いて答える。
- ボタンを押した人は、正解なら3点獲得、不正解なら1回休み。押さなかった人は、正解なら1点獲得、不正解でもペナルティは無い。
- 15点獲得で決勝ラウンド進出。先着2名が決勝ラウンドへ進む。
- 決勝ラウンド
- パート1は1人ずつ、1分間に連続して出題される問題に1人で答える（ただし、タイムショックの様に1問5秒と問題毎の制限時間は決まっておらず、挑戦者がパスをするか答えを言うまで同じ問題が出題され続ける）。1問正解につき1ポイント獲得。
- パート2は早押しクイズ。ただし、出題される問題は全て、正解が複数在る問題であり、全ての正解を挙げないと正解として認められない。パート1で獲得したポイントがパート2へ引き継がれる。出題は石坂浩二が行う。1問正解1ポイント、お手つき・誤答は1ポイントマイナス。20ポイント先取で優勝。
[編集] 史上最強のクイズ王決定戦 ライブ
- 本戦を、5ヶ所を中継で結んだ生放送で実施
- 全国5ヶ所の各50名の本戦出場者が、徐々に絞り込まれていく
- 事実上の最終回である
- 第1ラウンド
- ○×クイズ。「アメリカ横断ウルトラクイズ」同様、1問不正解で即失格。
- 5ヶ所同時に行って、残り人数が5人以下になった地区は終了。残った挑戦者が第2ラウンド進出。（第2ラウンド進出が5人未満の地区では、近似値クイズを行い、正解に近かった人から補欠合格として、各地区5人が第2ラウンドへ進出する様に調整を行う。）
- 第2ラウンド
- 早押しクイズ。2問正解で決勝ラウンド進出、お手つき･誤答1回で失格。先着4人が決勝ラウンドへ進む。
- 5ヶ所を回線で結んで、極力タイムラグが発生しない様に調整した上で、25人同時に行う。
- 決勝ラウンド
- 早押しクイズ。7問正解で優勝、お手つき･誤答2回で失格。
- 5ヶ所を回線で結んで、極力タイムラグが発生しない様に調整した上で、4人同時に行う。
[編集] 20世紀クイズ王決定戦
- 「史上最強のクイズ王決定戦 ライブ」から3年後、TBSの年末恒例の長時間生放送特番の1企画として登場
- 「史上最強のクイズ王決定戦」とは、優勝までの流れ等異なる部分も多いが、非常に近いフォーマットの為、この記事で扱う
- 問題は全て、20世紀中に起きた出来事から出題される
[編集] 第1次予選
- 全国7地区で実施
- 50問筆記クイズ。各地区上位100名が第2次予選に進出。
[編集] 第2次予選
- 1998年12月30日の夜頃、生放送で、1地区ずつ、中継を結んで実施（「史上最強のクイズ王決定戦 ライブ」の様な5地区同時開催ではない）
- 予備ラウンド
- 筆記クイズ。事前に実施されており、成績上位95名が第1ラウンド進出。
- 当日、都合等で欠員が生じてしまった地区に合わせて、地区による不平等を減らす目的で行われた。
- また、第1・2ラウンドにおいて、生放送の都合で時間一杯となってしまった場合も、予備ラウンドでの上位から優先的に補欠合格とされる。
- 第1ラウンド
- ○×クイズ。1問不正解で即失格。
- 30名が第2ラウンド進出。
- 第2ラウンド
- 3択クイズ。30名は1~3番の札を持ち、それを挙げて解答する。正解すると1歩進める。
- 時間内に10問正解すれば決勝ラウンド進出（時間一杯になった時点で決勝ラウンドへ進める15名が決まっていなかった場合、より多く正解していた人から優先的に補欠合格とする）
- 15名が決勝ラウンド進出。
- 決勝ラウンド
- 早押しクイズ。
- 15名を3名ずつに組み分けて、1組ずつ行う。
- 3問正解で本戦進出、お手つき･誤答2回で失格。各組2名が本戦へ進める。
[編集] 本戦
- 1998年12月31日の昼頃、TBS内のスタジオで生放送で実施
- 前日の予選を勝ち抜いて上京した7地区70名に芸能人17名を加えた87名で争われた
- 第1ラウンド
- 基本的には4択クイズ（問題によっては2～6択まで選択肢の数が変わったり、4択の並べ替え問題になったりする場合もある）
- 「オールスター感謝祭」等で使われたキーパッドや出題方法で実施。（シンキングタイムのBGMや一部ルールの変更等、違う部分も多々ある）。この形式は、本戦出場者や視聴者を驚かせた。
- 予選落ちやピリオドチャンピオン等のルールは無し（当初は数問毎に成績下位者を足切りする予定であったが、それは無くなった）。最終問題まで87名全員が参加して、成績を競った。
- 全問終了時の正解数（同数の場合は解答にかかった時間の総計が短い人）の上位8名が第2ラウンド進出。
- 第2ラウンド
- 早押しクイズ。ただし、従来の読み上げられた問題に答えるものではなく、様々な趣向を凝らした問題が出題された
- 映像問題（映像を見て答える）、多答問題（複数在る正解を全て挙げる）、音楽問題（流れてきた音楽を聴いて答える）の3種類から出題。5問1セットで、1種類ずつ出題された。
- 5問正解で本戦進出、お手つき･誤答3回で失格。先着4名が決勝ラウンドへ進める。
- 決勝ラウンド
- 早押しクイズ。7問正解で優勝、お手つき･誤答3回で失格。
[編集] 歴代優勝･準優勝者
| 大会 |
優勝者 |
準優勝者 |
| 第1回 |
水津康夫 |
大木一美 |
| 第2回 |
西村顕治 |
水津康夫 |
| 第3回 |
水津康夫 |
西村顕治 |
| 第4回 |
水津康夫 |
五十嵐実 |
| 第5回 |
西村顕治 |
水津康夫 |
| 第6回 |
西村顕治 |
斉藤喜徳 |
| 第7回 |
西村顕治 |
小林聖司 |
| 第8回 |
西村顕治 |
布川尚之 |
| 第9回 |
水津康夫 |
西村顕治 |
| スペシャル |
小林聖司 |
門田雅志 |
| ライブ |
小林聖司 |
五十嵐実 |
| 20世紀クイズ王 |
石野まゆみ |
藤村泰宏 |
[編集] エピソード
- 決勝戦が水津康夫と西村顕治の2強で争われる回数が非常に多かった。
- 西村顕治と水津康夫が対決する際は必ずクイズ王が交代する。
- 第6回までは、石坂浩二も本戦から参加した。石坂は「ギミア・ぶれいく」の代表者であり、過去に「パネルクイズ アタック25」の芸能人大会での優勝経験もあったが、第5回大会・第2関門進出以外、余り良い成績は残せなかった。
- 事実上の最終回である「史上最強のクイズ王決定戦 ライブ」の司会者は上岡龍太郎であるが、奇しくもライバル関係であった「FNS1億2000万人のクイズ王決定戦」も上岡が最終回の司会を務めていた。
- 「20世紀クイズ王決定戦」の関東地区第2次予選では、長時間特番の司会者であった福留功男のいるTBSのスタジオと中継を結んだ際、福留がかつて担当していたアメリカ横断ウルトラクイズの第15回で優勝していた能勢一幸と対面。しかしながら福留は「イセ君」と名前を間違えてしまった（それもそのはず、福留は第15回の第1問正解発表を持って、福澤朗に司会を交代していた。）
[編集] 関連項目・番組
