南真一郎
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南 真一郎(みなみ しんいちろう 1973年4月11日-)は和歌山県出身の元プロ野球選手である。ポジションは投手。右投右打。
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[編集] 来歴・人物
和歌山県立新宮商業高等学校を卒業後、新日鉄堺を経て、1994年秋、ドラフト3位で近鉄バファローズ(以下、近鉄)に入団。入団から2年間は2軍暮らしが続いたが、1997年秋に1軍へ昇格、1試合に投げる。
転機は翌1998年に訪れる。シーズン途中、大森剛との交換トレードで背尾伊洋とともに長嶋茂雄率いる読売ジャイアンツ(以下、巨人)へ移籍。同年、9試合に登板、勝敗はつかなかったものの近鉄時代を上回る10回と3分の1を投げる。 1999年はスーパールーキー上原浩治の登場でチームは活気付くものの左腕・リリーフ陣が壊滅し、その影響で1軍緊急昇格し中継ぎに定着。2勝2S(2敗)をあげる。 2000年には木村龍治・柏田貴史・三澤興一・岡島秀樹らとともに層に厚みの出たリリーフ投手陣の一角を担い、長嶋ジャイアンツのミレニアム優勝に貢献する。 しかし、翌年から持病の腰痛の影響で登板数は減る一方、交通事故を起こし2002年のシーズン終了とともに戦力外通告を受けて引退。
引退後は葬儀会社の社長として営業に駆けずり回る日々をおくっている。
[編集] 通算成績
登板試合70 4勝 3敗 2セーブ 投球回70 奪三振46 防御率5.53
[編集] 背番号
[編集] エピソード
- 巨人時代長嶋監督に「おはようございます。」と挨拶したところ、「元気いいねー、三沢(三沢興一)君」と返された。他人の名前を覚えないことで有名な長嶋のエピソードにはよくある話である。
- 2000年の優勝・日本一を期にテレビにも多数出演し、その中で「お前は猛牛(近鉄のマーク)顔だ」といわれたことを公言し、同僚の元木大介からは「(南の逞しい)胸毛の中で蚊が動けなくなり死んだ」ことを暴露された。