半村良
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半村 良（はんむら りょう、男性、1933年10月27日 - 2002年3月4日）は、小説家。 本名:清野 平太郎（きよの へいたろう）。東京都生まれ。東京都立両国高等学校を卒業後、連込み宿の番頭やキャバレーのバーテンなどの職を転々とした。広告代理店に勤務していた時代にはニッポン放送と密接な関係を持ち、5代目月の家圓鏡（現8代目橘家圓蔵）をラジオのパーソナリティとして発掘した。
1957年短編小説『収穫』で作家デビュー。『石の血脈』以下一連の作品で、「伝奇ロマン」や「伝奇SF小説」と呼ばれるジャンルを開拓した。2002年3月4日、肺炎のため死去。享年68。
ペンネームは、イーデス・ハンソンに由来するのではないかとよく言われるが、実際は薬品のネーミング法などをヒントに語呂の良いものを選んだのだという。
『戦国自衛隊』は、1979年に映画化され、2005年にも『戦国自衛隊1549』としてリメイクされた。
パスティーシュ小説で著名な清水義範は、大学卒業時と同時に上京する際、彼を頼ったと述べている。 いくつかの作品で、半村をモデルにした人物を登場させており、師匠といっている。
著書『晴れた空』が祥伝社より戦後60年特別出版された。
[編集] 受賞歴
- 1962年 第2回SFコンテストに入選（「収穫」）
- 1972年 第3回星雲賞（日本長編部門）受賞 （『石の血脈』）
- 1973年 第1回泉鏡花文学賞 受賞。（『産霊山秘録』）
- 1975年 第72回直木賞 受賞 （『雨やどり』）
- 1988年 第9回日本SF大賞 受賞 （『岬一郎の抵抗』）
- 1993年 紫田錬三郎賞 受賞 （『かかし長屋』）
[編集] 主な作品
- 『妖星伝』
- 『戦国自衛隊』
- 『邪神世界』
- 『太陽の世界』
- 『不可触領域』
- 『黄金伝説』
- 『英雄伝説』
- 『平家伝説』
- 『楽園伝説』
- 『死神伝説』
- 『獣人伝説』
- 『聖母伝説』
- 『戸隠伝説』
- 『魔女伝説』
- 『女神伝説』
- 『巨根伝説』
- 『長者伝説』
- 『魔人伝説』
