千歳川
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- 北海道の川の一つ。石狩川水系。この項に記述。
- 神奈川県と静岡県の境界を流れる川。詳しくは、千歳川 (神奈川県・静岡県)を参照。
- 筑後川の古い呼び名。詳しくは、筑後川を参照。
- 九州鉄道(今の鹿児島本線)の、仮停留所の名称。詳しくは、九州鉄道を参照。
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千歳市内を流れる(2004年5月) |
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水系 | 石狩川水系 | |||
延長 | 108 km | |||
水源の標高 | - m | |||
平均流量 | - m³/s | |||
流域面積 | 1244 km² | |||
水源 | 支笏湖(千歳市) | |||
河口 | 石狩川(江別市) | |||
流域 | 北海道千歳市、恵庭市、北広島市 長沼町、南幌町、江別市 |
千歳川(ちとせがわ)は支笏湖を源として石狩低地帯を流れ、石狩川へ合流する北海道の河川である。一級河川。長さ108km。流域面積 1,244km2。合流部の江別市では「江別川」と呼ばれる事もあるが、現在ではあまり一般的ではない。
目次 |
[編集] 流路と川の利用
支笏湖から流れ出る地点に、廃線となった鉄道の鉄橋(山線鉄橋)が歩道橋として架かる。その北岸に支笏湖温泉がある。千歳の市街地までは東に流れ、そこから北に曲がり、平野を流れて石狩川に注ぐ。地質、平野部の標高差がない地形や石狩川の高い水位の影響で洪水の発生が多い。
上流部の谷は深く、王子製紙が4つの水力発電所を置いている。秋にはサケが遡上し、千歳市の流域ではインディアン水車を使用してのサケ漁が行われる。支流ナイベツ川(内別川)の水は日本の名水百選に選ばれている。
[編集] 千歳川放水路計画
1981年に発生した観測上最大の大洪水(流域被害総額267億円)を契機に、1982年、北海道開発庁(現国土交通省)により千歳川から太平洋に人工水路を作る「千歳川放水路計画」が発表された。
しかし水路建設予定地にはウトナイ湖などがあり自然環境への影響が大きいとして自然保護団体等が反対、1999年に千歳川流域治水対策検討委員会による中止案がまとめられ、これにより計画中止が決定した。
2004年現在は堤防強化と遊水地の併用による代替案による治水事業が検討されている。
[編集] 通過市町村・主な支流
- 千歳市 : 紋別川、内別川、ママチ川、長都川(おさつがわ)
- 長沼町 : 嶮淵川(けぬふちがわ)
- 恵庭市 : 漁川(いざりがわ)、島松川
- 北広島市 : 輪厚川(わっつがわ)
- 南幌町 : 旧夕張川
- 江別市 : 早苗別川