切通理作
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切通 理作 (きりどおし りさく, 1964年2月21日 - )は文化批評家、脚本家である。
東京都生れ。和光高等学校を経て、1988年和光大学人文学部文学科卒。在学中から学内のアングラ・ミニコミ紙「ブンブン通信」を友人と発行し、さらに「ウルトラマン」の脚本家の一人・市川森一氏へのインタビューを掲載した幻の同人誌『猫の結核』を2号まで発行。その後、市川氏の作品を単行本としてまとめるなど編集者としての経験を経てフリーとなり、文筆活動を本格化した。
エッセイ、評論などを書き『怪獣使いと少年~ウルトラマンの作家たち』(宝島社)を初の単行本として上梓。その後『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『ぼくの命を救ってくれなかったエヴァへ』(三一書房/編著)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新書)などの評論で知られるようになり、2002年『宮崎駿の<世界>』(筑摩書房)ではサントリー学芸賞に輝く。
2006年2月28日に新刊『失恋論』刊行。 失恋論ブログhttp://blog.goo.ne.jp/kirira/ 刊行記念トークショーは都内三箇所でそれぞれ内藤みか、本田透、小谷野敦の各氏と行われた。 その模様は以下に公開。 http://www.kadokawagakugei.com/renewal/topics/special/20060201_01/
2006年6月、朝日新聞夕刊の論壇時評「注目!今月の論考」で、「中央公論」同年7月号に書いた「昭和ブームを支えるヴァーチャルな懐かしさ」が「地域と安全」カテゴライズのベスト1に選ばれる。
シナリオも書き、アニメーション『おぼっちゃまくん』(小林よしのり原作)、『ゲイのおもちゃ箱』(山本竜二監督)、『アクアリウム』(須藤真澄原作)、『月のベンチで、待っているから』(石坂啓原作)、などがある。
キネマ旬報、朝日新聞、毎日新聞などでの連載がある。他、各誌での書評がある。
現在は母校である和光大学で講師を務めている。
[編集] 近況
2006年12月7日に新刊『サンタ服を着た女の子 ときめきクリスマス論』を白水社より刊行。
そしてイベント「サンタ女子たちとクリスマスパーティ』は12月18日夜7時半から新宿ロフトプラスワンで行われる。
切通理作PRESENTS 『サンタ服を着た女の子~ときめきクリスマス論』刊行記念 「サンタ女子たちとクリスマス・パーティ」 クリスマスはすべてが逆転する季節! 大人になった女子と男子が「乙女心」を再発見。歌、トーク、踊り・・・・誰の心の中にもある「女子の部屋」でハプニングを経験しない? 【司会】佐藤梟(デリシャスウィートス) 【出演】切通理作&サンタガールズ、枡野浩一(歌人)、宮田珠己(巨大仏エッセイスト)、チムニ-&魔子(デリシャスウィ-トス)、永田王(コラムニスト)、三坂知絵子(女優)、真生(女王様)、あいかわこうた(映画監督)ほかアーティスト、パフォーマー Open18:30/Start19:30 会場・新宿ロフトプラスワンhttp://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/ ¥1000(飲食別) ※サンタ服着用者に割引あり
[編集] リンク
ttp://www.gont.net/risaku/krdsh.shtml