分 (数)
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分(ぶ)は、「10分の1」であることを示す数や割合を表す単位である。尺貫法では分量単位の名称としても用いられる。
1分は、10厘、100毛、1000糸に当たる。メートル法、SIの接頭辞「デシ」相当である。例:「五分五分」
分は、メートル法で10分の1を意味するデシ(d)を接頭する単位を表す漢字の旁となる。
- 例:粉(デシメートル)、瓰(デシグラム)、竕(デシリットル)
ここから、以下の単位の意味となる。
- 気温あるいは体温の単位で1/10度。日本ではセルシウス度(摂氏)に用いるのが普通。
- 尺貫法における長さの単位。1分は1/10寸に相当し、約3.03ミリメートルに相当する。また、鯨尺1分は約3.8ミリメートルに相当する。
- 尺貫法における重さの単位。1分は1/10匁に相当し、メートル法の0.375グラムに相当する。一般には「ふん」と読まれる。
- 割合の単位。一般には1/10の割合を表す割の1/10であり、都合1/100に相当する。1パーセント。小数で表すところの0.01。
時間の単位の分や角度の単位の分、江戸時代の日本における金貨の通貨単位の分は、上述の10分の1の分とは異なる由来のものである。
[編集] 関連項目
日本の数の単位 |
大数:一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、{禾予}(秭)、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数 |
小数:分、厘、毛、糸、忽、微、繊、沙、塵、埃、渺、漠、模糊、逡巡、須臾、瞬息、弾指、刹那、六徳、虚空、清浄、阿頼耶、阿摩羅、涅槃寂靜 |