冨田洋之
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
冨田洋之(とみた ひろゆき、1980年11月21日 - )は体操選手。大阪府生まれ。8才から体操を始める。マック体操クラブ-洛南高校-順天堂大学-順天堂大学院。セントラルスポーツ所属。得意種目は鉄棒、つり輪、平行棒。身長166cm、体重62kg。
男子 体操競技 | ||
金 | 2004 | 団体総合 |
銀 | 2004 | 平行棒 |
世界有数のオールラウンダー。「美しくないと体操ではない。ただ派手な技をやるだけならサーカスと変わらない」というのが信条。尊敬する選手はバルセロナオリンピックで6冠のビタリー・シェルボ(ソ連)。
1998年にジュニア3冠。2001年、2002年の全日本選手権、2002年、2003年のNHK杯を連覇し、日本のエースの座に君臨する。2003年世界選手権個人総合3位、2005年優勝。
アテネオリンピックでは団体で優勝、種目別でも平行棒で2位に輝いた。その後も2004年全日本選手権を制している。
表情を顔に出さずに演技するのが特徴だが、それは彼が意識してやっていることである。
[編集] 経歴
- 1980年11月21日、大阪府に生まれる。
- 1988年、マック体操クラブで体操を始める。
- 1996年4月、洛南高校に入学。
- 1997年、インターハイで優勝。
- 1998年、高校選抜で優勝、インターハイを2連覇、全日本ジュニア選手権で優勝、の3冠を達成。
- 1999年4月、順天堂大学に入学。
- 2000年、全日本学生選手権で優勝。
- 2001年、全日本学生選手権を2連覇。
- 2001年、全日本選手権で優勝。
- 2002年、全日本選手権を2連覇、NHK杯で優勝、全日本学生選手権を3連覇。
- 2002年、釜山アジア大会の鉄棒で優勝。
- 2003年4月、順天堂大学院に入学。
- 2003年、NHK杯を二連覇。
- 2003年8月、世界選手権個人総合で3位。
- 2004年8月16日、アテネオリンピックの男子体操団体で優勝。
- 2004年8月23日、アテネオリンピックの男子体操種目別でも平行棒で2位。
- 2004年9月1日、文部科学大臣顕彰を授与。
- 2004年9月3日、大阪府知事賞詞、大阪スポーツ大賞を受賞。
- 2004年11月13日、全日本選手権個人総合で2年ぶり3度目の優勝。
- 2005年11月24日、世界体操競技選手権大会個人総合で優勝。
- 2006年、10月、世界体操選手権個人総合2位(3大会連続の表彰台)、平行棒で2位。
- 2006年、ドーハアジア大会のあん馬で優勝。