冒険野郎マクガイバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
冒険野郎マクガイバー(ぼうけんやろうマクガイバー、MacGyver)は、1985年9月から1992年5月にかけてアメリカで全7シーズン(全139話)が放送されたパラマウント製作の冒険活劇テレビドラマ。海外ドラマのひとつ。
日本では1997年からTBS系で、更にスーパーチャンネルで放送された。
目次 |
[編集] 概略
主人公マクガイバーは、フェニックス財団の援助を受けて、数々の事件や犯罪に立ち向かうエージェントである。銃火器が大嫌いで、(少年時代に友人が銃の暴発事故で命を落とした為)どんな危機に陥っても、持ち前の知識と愛用のスイス・アーミー・ナイフ(ビクトリノックス社又はウェンガー社製)を用いて、手近の材料から何でも造って切り抜けるのが見所である。マクガイバーの持つさまざまな知識と実行力は、ファンの間で“マクガイバリズム”と呼ばれている。
第1シーズンではまだフェニックス財団は存在せず、マクガイバーはアメリカの諜報機関DXSのエージェントとして、東欧諸国で諜報活動を行なうといった、放送当時の冷戦時代を反映したものとなっていた。だが第2シーズン以降では、冷戦が終結したこともあり、マクガイバーはフェニックス財団のフリーエージェントとして、アメリカ国内で犯罪組織などを相手にすることが多くなる。
しかしさらに後半のシリーズに行くにつれて、マクガイバーはフェニックス財団とは関係なく活動することが多くなる。これは、フェニックス財団運営本部長のピーター・ソーントンを演じるダナ・エルカーが、緑内障をわずらって視力が低下し、俳優活動が困難になったことが大きな原因である。そのためピーター・ソーントンも緑内障をわずらったという設定が物語中に登場した。
[編集] 出演者
[編集] アンガス・マクガイバー (MacGyver)
本編の主人公。アイスホッケーが特技で、プロ選手を目指していたが怪我により挫折。ベトナム戦争に従軍し、爆弾処理班に所属していた。またレーサーだったこともある。タクシーの運転手として働いていたところ偶然ピーターと出会い、彼を助けたことから2人の親交が始まる。ファースト・ネームを人に明かそうとはせず、友人からはマックと呼ばれる。物理学、化学、科学を始めとした非常に幅広い知識を誇り、どんな困難な場面も乗り切る精神力も持つ。基本的には暴力反対だが、数々の修羅場を潜り抜けてきている。
[編集] サポーティング・キャラクター
- ピーター・ソーントン部長:ダナ・エルカー(宮川洋一/上田敏也)
- ジャック・ダルトン:ブルース・マッギル(内海賢二)
- ペニー・パーカー:テリー・ハッチャー(岡本麻弥/神代知衣)
- ハリー・ジャクソン:ジョン・アンダーソン(俳優)(納谷悟朗/千葉耕市)
- マードック:マイケル・デス・バラス(千田光男/原康義)
[編集] エピソード
[編集] 放送局
- CBS (アメリカ) (新作)および(再放送)
- USAネットワーク (再放送)
- TBSテレビ
- Super! drama TV