再帰性
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再帰性(さいきせい)とは、以下のような意味に用いられる。それぞれ全く別個の概念ではなく、一部重なる部分もある。
- (英語Recursivity)数学・言語学・コンピュータ科学等で、「『「絵を描く人の絵」を描く人の絵』を描く人の絵を…」のように同じ構造(例では「絵を描く人の」)を繰り返しあてはめることができる性質をいう。再帰呼び出し、末尾再帰など。数学的帰納法と共通の原理に基づくため、数学では「帰納」などと訳されることも多い(一般概念の帰納とは違う)。帰納的関数、原始機能的関数、帰納的集合など(それぞれ「再帰的」ともいう)。
- (英語Recurrence、Recurrency)物理学で、元と同じ状態に戻ることが可能な性質をいう。ポアンカレの再帰性定理など。また数学では数列の再帰的(帰納的)定義もRecurrence relationという。
類似した概念の回帰も参照。
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