元勲
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元勲(げんくん)は、倒幕・明治維新に絶大な功があり、明治の政治に重きを為した勤皇志士出身の政治家たちの一群のこと。
狭義では三条実美、岩倉具視、木戸孝允、西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文、井上馨、山県有朋、西園寺公望の九名を指している。(ただし、下野期間が長く、西南戦争を引き起こした西郷隆盛に関しては、疑問符が付くかもしれない。)薩長土肥出身者は、明治政府の共和制的な参議内閣制が確立された明治四年以降に最高職である参議を経験している。
九名のうち、明治憲法下の世まで長生きした後半の四名、伊藤博文、井上馨、山県有朋、西園寺公望は、既に維新の方向で社会が大きく変化していたため、元勲であること自体が希少価値と共に燻銀(いぶしぎん)の如き重要な意味を持つこととなり、元勲という言葉が彼らの神がかり的な歴史と社会的重要性を示す言葉として有名になる。
広義では以下に示すような人たちが一般的に元勲に相当すると言われている。
- 幕府出身
- 勝安芳(海舟)