傅巽
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傅巽(ふそん、163年?-?)は、劉表、次いで三国時代の魏に仕えた武将。字は公悌。
傅蝦の伯父に当たる。はじめ劉表に仕えた。劉表の死後、後を継いだ劉琮に対して曹操への降伏を勧めた。その後、劉琮に降伏を勧めた功績を曹操から賞されて、関内侯に封じられた。曹操の死後は、曹丕の皇帝即位に尽力して後に侍中に任じられている。
傅巽は容貌が整った人物で、博学多才、そして人物鑑定の天才であった。まだ天下に無名であった龐統を「才知に優れた英雄だが、器量が不完全」と評し、魏諷を「後に魏に対して謀反を起こす人物」と評した。ちなみにこの鑑定は、全て的中している。