仲正昌樹
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仲正昌樹(なかまさ まさき, 1963年-)は、金沢大学法学部教授。専門は、社会思想史、社会哲学。
広島県生まれ。東京大学教育学部卒業。世界日報記者を経て、東京大学大学院総合文化研究科を修了し、博士号(学術)取得。1998年から金沢大学で教鞭をとる。
大学入学から11年間統一教会に入信していたことを明らかにしている。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『「隠れたる神」の痕跡――ドイツ近代の成立とヘルダリン』(世界書院, 2000年)
- 『貨幣空間』(情況出版, 2000年/新版, 世界書院, 2006年)
- 『モデルネの葛藤――ドイツ・ロマン派の「花粉」からデリダの「散種」へ』(御茶の水書房, 2001年)
- 『「法」と「法外なもの」――ベンヤミン、アーレント、デリダをつなぐポスト・モダンの正義論へ』(御茶の水書房, 2001年)
- 『法の共同体――ポスト・カント主義的「自由」をめぐって』(御茶の水書房, 2002年)
- 『ポスト・モダンの左旋回』(情況出版, 2002年)
- 『「不自由」論――「何でも自己決定」の限界』(筑摩書房[ちくま新書], 2003年)
- 『歴史と正義――史的構想力の回復に向けて』(御茶の水書房, 2004年)
- 『「みんな」のバカ!――無責任になる構造』(光文社[光文社新書], 2004年)
- 『正義と不自由――絶対的正義の限界』(実践社, 2004年)
- 『お金に「正しさ」はあるのか』(筑摩書房[ちくま新書], 2004年)
- 『自己再想像の〈法〉――生権力と自己決定の狭間で』(御茶の水書房, 2005年)
- 『なぜ「話」は通じないのか――コミュニケーションの不自由論』(晶文社, 2005年)
- 『日本とドイツ――二つの戦後思想』(光文社[光文社新書], 2005年)
- 『デリダの遺言――「生き生き」とした思想を語る死者へ』(双風舎, 2005年)
- 『松本清張の現実と虚構――あなたは清張の意図にどこまで気づいているか』(ビジネス社, 2006年)
- 『「分かりやすさ」の罠――アイロニカルな批評宣言』(筑摩書房[ちくま新書], 2006年)
- 『ラディカリズムの果てに』(イプシロン出版企画, 2006年)
- 『日本とドイツ 二つの全体主義――「戦前思想」を書く』(光文社[光文社新書], 2006年)
- 『金沢からの手紙――ウラ日本的社会事評』(イプシロン出版企画, 2006年)
- 『ネット時代の反論術』(文藝春秋[文春新書], 2006年)
- 『集中講義!日本の現代思想――ポストモダンとは何だったのか』(日本放送出版協会[NHKブックス], 2006年)
[編集] 共著
- (仁木恒夫・打出喜義)『「人体実験」と患者の人格権――金沢大学付属病院無断臨床試験訴訟をめぐって』(御茶の水書房, 2003年)
- (宮台真司)『日常・共同体・アイロニー――自己決定の本質と限界』(双風舎, 2004年)
- (安西明子・打出喜義・仁木恒夫)『「人体実験」と法――金沢大学附属病院無断臨床試験訴訟をめぐって』(御茶の水書房, 2006年)
[編集] 編著
- 『ヨーロッパ・ジェンダー研究の現在――ドイツ統一後のパラダイム転換』(御茶の水書房, 2001年)
- 『美のポリティクス』(御茶の水書房, 2003年)
- 『脱構築のポリティクス』(御茶の水書房, 2003年)
- 『法の他者』(御茶の水書房, 2004年)
- 『差異化する正義』(御茶の水書房, 2004年)
- 『グローバル化する市民社会』(御茶の水書房, 2006年)
[編集] 共編著
- (藤本一勇)『ポスト近代の公共空間』(御茶の水書房, 2005年)
[編集] 訳書
- クリストフ・ヤメ『神話 芸術 現実』([[公論社], 1998年)
- ペーター・スローターダイク『「人間園」の規則――ハイデッガーの『ヒューマニズム書簡』に対する返書』(御茶の水書房, 2000年)
- アレックス・デミロヴィッチ『民主主義と支配』(御茶の水書房, 2000年)
- マフディ・エルマンジュラ『第一次文明戦争――「新世界秩序」と「ポスト・コロニアリズム」をめぐって』(御茶の水書房, 2001年)
- マフディ・エルマンジュラ『第二次文明戦争としてのアフガン戦争――戦争を開始した「帝国の終焉」の始まり』(御茶の水書房, 2001年)
- ドゥルシラ・コーネル『自由のハートで』(情況出版, 2001年)
- ペーター・スローターダイク『大衆の侮蔑――現代社会における文化闘争についての試論』(御茶の水書房, 2001年)
- ナンシー・フレイザー, エリ・ザレツキー『9・11とアメリカの知識人』(御茶の水書房, 2002年)
- ハンナ・アーレント『暗い時代の人間性について』(情況出版, 2002年)
- マフディ・エルマンジュラ『文化的脱植民地化――国際政治のコロニアルな構造をめぐって』(御茶の水書房, 2002年)
- ナンシー・フレイザー『中断された正義――「ポスト社会主義的」条件をめぐる批判的省察』(御茶の水書房, 2003年)
- ペーター・スローターダイク『空震――テロの源泉にて』(御茶の水書房, 2003年)
- ドゥルシラ・コーネル『脱構築と法――適応の彼方へ』(御茶の水書房, 2003年)
- マフディ エルマンジュラ『メガ帝国主義の出現とイスラーム・グローバル現象――イラク戦争後の世界』(世界書院, 2004年)
- アントニオ・ネグリ『ヨブ――奴隷の力』(情況出版, 2004年)
- ドゥルシラ・コーネル『イマジナリーな領域――中絶、ポルノグラフィ、セクシュアル・ハラスメント』(御茶の水書房, 2006年)