仔猿
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仔猿(こざる・kozaru モデル表記はko-zaruが正規)とは、CKデザインが製造するオートバイの車名。シリーズ車種として数車種が生産されている。
[編集] 解説
この車両は、CKデザインが製造する小型オートバイである。この車両は日本の公道登録のバイクとして車体サイズでは最小である。なお、搭載しているエンジンは排気量31ccから35ccの4ストロークエンジンであるため、道路交通法上は原動機付自転車に分類される。
市販時には最高速度性能が道路交通法上の限定規定にある時速20kmを上回ることが確認されたため、スピードメーター、ウィンカーランプ、ブレーキランプが装備されることとなった。また、ウィンカーおよびテールランプは省電力化の目的からLEDを使用し、同部品において日本ではオートバイとして初のLED採用例となっている。
また、全長などのサイズと、保安部品の装着などの合致から原付ナンバーの登録ができる、世界最小公道バイクとなっている。
もうひとつの特徴として、“組立はゆっくり楽しんでください。組立ててナンバーまで取れる日本初の体験です。”から始まるコピーメッセージで、メタルモデルキットとして、車輪の組立てから始め、自分でナンバー取得するキットバイクを主仕様として設け、この点と、キット組立て要素の数量などからもわが国初としている。
[編集] シリーズ車種
- Z31A-1型(排気量31cc)
- Z31A-2型(排気量31cc)
- CZ70(排気量35cc)
- Z35J(排気量35cc)
- X35(排気量35cc)
- Z35M 別称Z31M(排気量35cc)
等が存在する。 本来、モデル中の数字は排気量ではなく、タイヤ外径、排気量をミニチュア化した縮小スケール率を意味するものとして始まった。原付一種バイクの主排気量50ccの62%になる31ccエンジンを採用したこと、さらに同率を守るため小径バイクの8インチタイヤ外径を62%縮小した専用タイヤ(Dreamsurf-CKデザイン製品)を開発使用したこと(62/100=31/50)が由来である。エンジンを途中から排気量35ccに変更したモデルが出てきたため、排気量表示と理解されるようになった。