京都女子高等学校

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京都女子高等学校（きょうとじょしこうとうがっこう）は京都府京都市東山区今熊野北日吉にある浄土真宗本願寺派の私立の女子高等学校である。通称「京女」。

学校法人京都女子学園が運営し、京都女子大学の付設高校であるため、内部進学制度がある。

カリキュラムは京都女子大学やその他の私立大学を目指す「普通I類科」と、主に国公立大学進学を目指す「II類科」のコースがある。

進学校として認知されている一方で、学校行事（特に文化祭、体育祭）も盛んである。

正門前の急な坂道は「女坂」の愛称で親しまれ、授業開始前後は女子大学生や女子高校生であふれ、賑やかである。学生は京都だけでなく、大阪、滋賀など他府県から通う生徒も多い。

[編集] 歴史

1899年顕道女学院を創立 1900年校名を「文中女学校」に改名 1910年京都高等女学校と合併。高等女学校令による京都高等女学校となる 1913年現在地に移る。日本初の林間学校設立。 1924年貞明皇后（大正天皇の皇后）に見えられ、「心の学園」と呼ばれる 1948年学制改革で京都女子高等学校を開設。（前年に京都女子中学校も開設）

[編集] 宗教教育

親鸞聖人の「仏教精神」に基づいた情操教育に力を注ぐ。週一時間の宗教の授業や、週一時間の朝の礼拝をはじめ、楽しい花まつり行事や厳粛で壮大な降誕会(親鸞聖人の誕生を祝う会）などのさまざまな宗教行事がある。

礼拝では講堂の正面に飾られた仏に向かって、合掌し聖歌を朗誦する。
宗教の授業では、授業の最初に黙祷があり、一年でお釈迦様の一生、二年で世界の宗教、三年で親鸞聖人の教えについて習う。先生は勿論、浄土真宗のお坊さんである。

[編集] 校章と制服

校章の模様は「さがり藤」を意匠化したもの。それは、本願寺の紋所「さがり藤」が頭をたれてうす紫に咲く姿に、謙虚な女性を彷彿させることに由来すると伝えられている。創立当時は、制服が着物であったため校章は「さがり藤」に｢京都」という文字を入れた円形のバックルであった。戦後になって中学生が銀色、高校生が金色の校章をつけている。