五色沼 (仙台市)
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五色沼(ごしきぬま)は、仙台市青葉区にある池で、もと仙台城三の丸(現:仙台市博物館)の北面の堀であった。
仙台城の三の丸を造営する際、広瀬川の河原の湿地帯が長沼と五色沼として堀に造りかえられた。仙台城には二の丸をめぐる堀もあったが、そちらは陸軍の駐屯地になったときなくなった。三の丸の二つの堀だけが現在も残る。
今の五色沼は小さな池で、池の南に三の丸の土塁が接している。土塁には木々が生え、秋になると紅葉する。
冬になると凍結するので、明治23年 (1890年) 頃から仙台在住の外国人がスケートをはじめた。後にフィギュアスケートを日本人に教える者があり、日本フィギュアスケート発祥の地とされる。記念の像と解説の石版がある。今も水面は凍るが、以前より氷が薄くなり危険とされ、滑る人はいない。