二酸化ウラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
二酸化ウラン | |
---|---|
IUPAC名 | |
別名 | |
組成式 | UO2 |
式量 | 270.03 g/mol |
形状 | 褐色粉末 |
結晶構造 | |
CAS登録番号 | [1344-57-6] |
密度と相 | 10.97 g/cm3, |
水への溶解度 | g/100 mL (℃) |
融点 | ℃ |
沸点 | ℃ |
出典 |
二酸化ウラン(にさんか—、uranium dioxide、uranous oxide)は、ウランの酸化物の一種で、化学式は UO2 と表す。通常は褐色の無定形粉末で、融点約 2,800 セルシウス度、比重 10.97、硝酸に容易に溶けて硝酸ウラニルとなる。
高温で安定しているため金属ウランに替わって軽水炉の燃料として使用されるようになった。現用の軽水炉では低濃縮の二酸化ウランの粉末をプレス機で直径・長さとも約 1cmに成型・加工し、高温で焼き固めたペレットが使われている。ペレットをジルコニウム製の燃料被覆管に詰めて燃料棒を構成し、燃料棒を8×8等の方形に束ねたものが燃料集合体であり、燃料集合体は炉心に装荷されて炉心部を構成する。