中山信弘
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中山信弘(なかやま のぶひろ、1945年5月8日 - )は、東京大学大学院法学政治学研究科教授(知的財産法)。 静岡県浜松市出身。日本における知的財産法学の第一人者と評される。
著書「注解特許法」は、上級者向けの基本書として知られている。その他著書、共著多数。
学界を代表して政府の知的財産法関連の審議会に多数参加している他、知的財産制度改革を推進する知的財産戦略本部の本部員を務める。平素は温厚な人柄で信望も厚いと言われるが、知的財産戦略本部および推進事務局の早急な改革案には、「議論が足りていない」と頑として反対意見を述べ、反対意見を封じ込めようとする推進事務局の姿勢を「あまりにも独善的」と強く批判した。特に「重大な決意」をもって述べたとされる、第6回知的財産戦略本部での意見表明は多方面に波紋を呼び、衆議院法務委員会でも取り上げられた。
以上のような経緯から、知的財産法をあまり理解していない人々の中では「知的財産制度改革そのものに反対する保守派」と誤解されがちだが、改革を推進する立場から、この分野を熟知する専門家として改革案の問題点に警鐘を鳴らし、よりよい改革にしていこうとするのが、基本的なスタンスである。
2006年3月、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン代表に就任。
[編集] 学歴
- 1969年 東京大学法学部卒業
[編集] 職歴
- 1969年 東京大学法学部助手
- 1973年 東京大学法学部助教授
- 1984年 東京大学法学部教授