中ノ瀬幸泰
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中ノ瀬 幸泰（なかのせ ゆきやす；1972年10月8日～ ）は、プロ野球選手、コーチ（投手、右投げ右打ち）である。
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[編集] 来歴・人物
岐阜県出身。高山工を卒業後、西濃運輸に入社。入社4年目の都市対抗野球（1994年）で、社会人野球に金属バットが導入されてから初めて同大会で2試合連続完封し、チームを準優勝に導き、個人でも久慈賞（敢闘賞）を受賞する（ちなみに2002年シーズンから社会人野球では金属バット廃止の動きが始まり、2005年シーズンをもって公式戦はすべて木製バットを使用することとなった）。
1995年のドラフトで阪神を逆指名、2位で入団。しかしもともとスピードボールがあったわけではなく、社会人でもいわゆる「かわすピッチング」で活躍していたことから、思うように結果が出ず、4シーズンで戦力外通告を受けた。同期の舩木聖士ら3人も活躍できなかったため、この時期の阪神のスカウティングがいかに甘いものであるかと共に、阪神史上最悪の大失敗ドラフトとして記憶されている。
阪神退団後、古巣の西濃運輸に復帰。アマの水が合っていたのか、中ノ瀬はチームのエース格として活躍を見せる。2003年には同じく岐阜県でしのぎを削っていたライバルチーム・昭和コンクリートが休部し、同チームから7選手が西濃運輸に移籍してきたが、中ノ瀬はうまく投手陣をリードし、リーダーシップが認められ、2004年シーズンはコーチ兼任投手として活躍。同シーズンをもって現役を引退し、2005年シーズンからはコーチ専任として新陳代謝の激しい同チームの投手陣をまとめている。
[編集] 球歴・タイトル
- 高山工（1988年～1990年）※甲子園の出場経験はない。
- 西濃運輸（1991年～1995年）※第65回都市対抗野球久慈賞
- 阪神（1996年～1999年）※1998年ウエスタン・リーグ最優秀防御率賞
- 西濃運輸（2000年～2004年、2005年からはコーチ）※第30回JABA四国大会最優秀選手賞
[編集] プロ野球での通算成績
在籍4年、実働3年
| 年 | 所属 | 試合 | 勝 | 敗 | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1996年 | 阪神 | 6 | 0 | 1 | 0 | 8.2 | 8 | 7 | 7 | 7.27 |
| 1997年 | 阪神 | 一軍登板なし | ||||||||
| 1998年 | 阪神 | 7 | 0 | 1 | 0 | 11.1 | 12 | 9 | 8 | 6.35 |
| 1999年 | 阪神 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 9.00 |
| 計 | 14 | 0 | 2 | 0 | 22 | 20 | 16 | 17 | 6.95 | |
