世界スプリントスピードスケート選手権大会

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世界スプリントスピードスケート選手権大会は、一年に一度開催されるスピードスケートの選手権大会である。

500mと1000mを2本滑り、そのタイムから算出された合計ポイントによって順位を決める。その際、500mはタイムそのままが、1000mはタイムを2で割ったものがポイントとなる。

それまで世界選手権といえば世界オールラウンドスピードスケート選手権大会だけであったが、距離別にエキスパート化が進んできたことを受け、1972年、エスキルストゥーナ（スウェーデン）で第1回大会が開かれた。日本では、1986年軽井沢大会、1993年伊香保大会、2004年長野大会が開かれている。

長距離偏重の傾向があるヨーロッパでは、オールラウンド選手権よりも格下に見られることも多かったが、古くはエリック・ハイデン、ダン・ジャンセン、ボニー・ブレア（以上アメリカ）、カリン・カニア（東ドイツ）、イゴール・ゼレゾフスキ（ベラルーシ）、最近ではカトリオナ・ルメイ・ドーン、ジェレミー・ウォザースプーン（ともにカナダ）、マリアンヌ・ティメル（オランダ）、モニク・ガルブレヒト・エンフェルト（ドイツ）、清水宏保などスター選手の登場とヨーロッパ勢の活躍で、一時期ささやかれた大会自体の消滅の危機を乗り越えた。

日本勢では、男子は黒岩彰が2度優勝した他、清水宏保が6度表彰台に上がるなどの活躍を見せた。女子では三宮恵利子の2位が最高。