ローザンヌ
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ローザンヌ(Lausanne)は、スイスの都市。ヴォー州の州都。フランス語圏に属し、レマン湖の北岸に位置する。
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[編集] 概要
- 国際オリンピック委員会(IOC)の本部が置かれており、「オリンピックの首都(Olympic Capital)」とも言われる。
- 1973年より、若手バレリーナの登竜門として知られるローザンヌ国際バレエコンクールが開催されていることでも知られる。
- 1923年、この地でローザンヌ条約が成立し、トルコが屈辱的なセーヴル条約を廃して主権を回復した。
- レマン湖畔のウシーからは、対岸のフランス・エヴィアンへの定期航路がある。
- 近隣の都市としては、約80キロ北東にベルン、レマン湖に沿って約50キロ南西にジュネーヴが位置する。
[編集] 観光
- オリンピック博物館(Musée Olympique)- 過去のオリンピック大会に関する様々な記念品が展示されている世界で唯一の博物館。
- ローザンヌ大聖堂 - ゴシック様式の聖堂。鐘楼からは市街やレマン湖が一望できる。
- アール・ブリュット美術館(Collection de l'Art Brut) - フランスの画家ジャン・デュビュッフェが集めたアール・ブリュットの作品を展示する美術館。
- ウシー城
[編集] 教育
ローザンヌは世界クラスの教育機関がいくつかあることでも有名である。
- 国際経営大学院(IMD、International Institute for Management Development):国際MBAのビジネススクールとして高名。
- ローザンヌ大学(Université de Lausanne):1537年開設の由緒ある大学。タイの現国王ラーマ9世が留学していたことでも知られる。
- ローザンヌ工科大学(正式名称:スイス連邦工科大学ローザンヌ校、École polytechnique fédérale de Lausanne、EPFL)