レイダース/失われたアーク《聖櫃》
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(レイダース・うしなわれたアーク,Raiders of the Lost Ark)は、1981年のアメリカ映画。アドベンチャー映画。
インディ・ジョーンズシリーズの記念すべき第1作である。 「レイダース」のレイダーとは、盗賊のこと。『トゥームレイダー』の「レイダー」である。 「失われたアーク」とはモーセの十戒の書かれた石板を納めた「聖櫃」のことであり、ユダヤの秘宝の一つ。
米アカデミー賞視覚効果、編集、美術、音響賞を受賞。またスピルバーグ監督が「未知との遭遇」に続く2度目の監督賞ノミネート、作品賞、撮影賞、作曲賞にもノミネートされた。
大ヒットし、続編として『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)が製作された。 シリーズ第4作は2007年の公開を目指してプリプロダクション中との話もある。
ビデオ化の際に改題され、「Indiana Jones and the Raiders of the Lost Ark」となった。
目次 |
[編集] キャスト
- インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)
- マリオン・レイヴンウッド(カレン・アレン)
- サラ(ジョン・リス=デイヴィス)
- マーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)
- レン・ヴェロック(ポール・フリーマン)
- サティポ(アルフレッド・モリーナ)
- ゴブラー(アンソニー・ヒギンズ)
- トート(ロナルド・レイシー)
- ディートリッヒ(ウォルフ・カーラー)
- バーランカ(ビック・タブリアン)
- マスグラブ(ドン・フェローズ)
- イートン(ウィリアム・フートキンズ)
[編集] スタッフ
- 製作総指揮:ジョージ・ルーカス / ハワード・G・カザンジャン
- 製作:フランク・マーシャル
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 原案:ジョージ・ルーカス / フィリップ・カウフマン
- 脚本:ローレンス・カスダン
- 撮影:ダグラス・スローカム
- 編集:マイケル・カーン / (ジョージ・ルーカス ※アンクレジット)
- 美術:ノーマン・レイノルズ
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- SFX:ILM
- 提供:パラマウント映画 / ルーカスフィルム・リミテッド
[編集] 裏話
- 「スター・ウォーズ」を監督したジョージ・ルーカスが、興行的失敗の可能性を感じハワイに避難していたとき、「未知との遭遇」で大成功をおさめ休暇をとっていたスティーブン・スピルバーグと初めて出会い意気投合して、「007」シリーズのような作品を作りたいと企画したのが、この「レイダース」である。製作はルーカスフィルムで行い、スピルバーグは監督を引き受けた。スピルバーグは、制作費を使いすぎる傾向にあったが、この作品の制作を通じ、ルーカスからコストマネージメントを学んだと言われている。
- ペルーでインディが乗る飛行艇のパイロット=ジョック役を演じたフレッド・ソレンソンは、10年以上を経たのち「ジュラシック・パーク」のハワイ・ロケがハリケーンで頓挫した際に奇遇にも空港に居合わせ、スピルバーグ率いる撮影チームのハワイ撤退を助けた。
- 「スパイダーマン2」のアルフレッド・モリーナの映画デビュー作品である。
- パラマウント・ピクチャーズはこの作品を製作するにあたって、「インディ・ジョーンズ」の5作品製作の契約を結んだ。
- 冒頭に登場する複葉機の胴体の文字はOB-CPO。スター・ウォーズのオビワンとC-3POに掛けたもの。
- 当初、インディの役はトム・セレックが予定されていたが、セレックは当時テレビを中心として人気が絶頂で、テレビシリーズの仕事を選び、この役を断った。
周りに回ってハン・ソロ役としてでしか当時世間一般では印象のないハリソン・フォードが演じる事となった。
- ヒロイン、マリオンの役には、デボラ・ウイガーをスピルバーグは望んだのだが、ウイガーに「私は演技を必要としないような作品には出演しない」と言われ断られた。スピルバーグは激怒したという。
[編集] 日本語吹替
1985年10月4日(金)日本テレビ「金曜ロードショー」
[編集] 声優
- インディ:村井国夫
- マリオン:戸田恵子
- ヴェロック:田口計
- トート:内海賢二
- サラ:小林修
- ディートリッヒ:阪脩
- マーカス:宮川洋一
- イートン:今西正男
- マスグローブ:北村弘一
- サティポ:野島昭生
- バランカ:平林尚三
[編集] スタッフ
- 翻訳:木原たけし
- 調整:小野敦志
- 演出:佐藤敏夫
- 制作:東北新社
- 日本テレビ:大戸正彦