レイアウト (鉄道模型)
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鉄道模型におけるレイアウトとは、模型列車を走行させるための情景つき運転場を指す。
[編集] 概要
設置場所や鉄道模型のサイズにより形態は様々であるが、情景とプランに基づいて敷設・固定された線路を持つことがレイアウトの条件とされている。屋内に作られるものと屋外に作られるものに大別される。
屋内に作られるレイアウトはその設置形態や収納方法により「固定式」「折りたたみ式」「分割式」など様々な種類があり、中には「組み立て式」のように固定された線路配置は持つものの固定された情景(シーナリー)を基本的に作らないものや、「集合式」のように「モジュール」と呼ばれる、連結することを前提に統一された規格で作られた部分レイアウトをつなげて任意の大きさ、配置のレイアウトを構成することができるものなど原則から外れるような形態のものもある。
屋外に作られるレイアウトは庭園鉄道とも呼ばれ、周囲の風景を借景とする場合も多い。
使用されるレールでもっとも多いのは道床の無いフレキシブルレールをコルク道床上に敷設する。しかしNゲージの場合、圧倒的なラインナップや入手性の良さもあり道床付のレールをベースに敷設する事が多い。ただ市販のカーブはかなりきつい物しか発売されておらす「集合式」などでは フレキシブルレールを使いカーブを敷設しているのを多数見かける。
レイアウトと同種の情景模型として「ジオラマ」があるが、鉄道模型においては車輛の走行が出来るものをレイアウト、車輛も情景の一部として固定もしくは静置されたものをジオラマと呼び区別している。
最近は東京や大阪などの都心部を中心に料金を支払い30分、1時間単位で線路を借り切って好きな車両を持ち込んで運転できるレンタルレイアウトが増えてきている。 これらレンタルレイアウトは土休日を中心に鉄道模型愛好家たちが集まりさまざまな車両を見ることができる。 このレンタルレイアウトの登場により、鉄道模型愛好家が増えた。 しかし反面、常識のない愛好家が増えてしまい、トラブルになるケースもしばしばある。 1番多いのが暴走マニアで、脱線して他人の車両にぶつかるケースがほとんど。 中には友人同士が複線を借り切り、競争することもある。 こう言った暴走行為にはレンタルレイアウト側で厳しく対応することも多いがスタッフが少ないところでは半ば放置になってしまうこともよくある。
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