ルッグン
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ルッグンは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する、架空の兵器。ジオン公国軍の大気圏内用の偵察機である。
[編集] 諸元
型式番号:P01B(試作機P01A)
開 発 元:コーダ社
主任設計者:エディ・ハイネマン技師
全 長:12.6m
全 幅:29.2m
全 高:5.2m
エンジン:ベクタードノズル式VF24(推力48t)×2
兵 装:20ミリ連装機銃×2
電子装備:APS20レーダー(レドーム)×2、AP50前方監視レーダー×2
乗 員:2名
[編集] 機体解説
スペースコロニーで開発されたため、レドームを長大なビームで支えるという奇異な形状をしている。2連装対空機銃を2門装備しているが、基本的には自衛用に用いられる(このほかに爆弾投下用の装備もあり、それも含めれば戦闘能力自体はドップとほぼ同格である)。主なパイロットはバムロ、コムなど。全翼機のため、機体の安定性は高い。ジオン製航空機の中で最も完成度が高いといわれる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
『機動戦士ガンダム』本編では地球に降りた直後のホワイトベースの周囲に時折現れる。一時停戦中の第8話では避難民輸送のため飛行するガンペリーを監視するために随行していたが、救援物資を投下したときにアムロ・レイのガンダムを発見してしまったことから、彼にバルカンで撃ち落とされてしまう(ただしバムロ・コムとも生き残っている)。また、ガルマ・ザビ亡き後の第11話ではシャア・アズナブルが搭乗し、ホワイトベースのエンジンに損害を与えるという快挙を成し遂げている。第15話では翼をつかんだザクをぶら下げた状態で脱走兵ククルス・ドアンの潜伏する孤島まで飛行するサブフライトシステム的運用をされているが、自分よりも巨大なザクをぶら下げて飛行するルッグンの姿が画像として説得力に欠けるのは否めない。