ガンペリー
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ガンペリー | |
型式番号 | - |
所属 | 地球連邦軍 |
建造 | 地球連邦軍 |
全長 | 34.0m |
全幅 | 26.5m |
全高 | 12.8m |
本体重量 | 185.0t |
全備重量 | - |
ジェネレーター出力 | - |
スラスター総推力 | - |
センサー有効半径 | - |
装甲材質 | - |
主な搭乗者 | ハヤト・コバヤシ ジョブ・ジョン カイ・シデン 他 |
武装 | 大型ミサイル |
ガンペリー (GUNPERRY) は、アニメ『機動戦士ガンダム』を始めとする「ガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀を舞台とする作品に登場する架空の兵器。ホワイトベース中央部の第3デッキに搭載されていたモビルスーツ用の輸送機である。
[編集] 機体解説
固定翼機のような形状を持つが、3軸ダクトファンを逆T 字低翼に配置したヘリコプターである。(ガンダムに登場するヘリコプターは殆どがダクト式であり、小型だが効率がかなり良いようである) 左右翼状の2基のファンは、上面に折りたたむことが出来る。また格納庫と一体化した複雑なヒンジ構造を持つことから電動と思われ、機体上面の4機のターボ・ジェットエンジンにより電力を得ていると考えられる。(熱核融合炉は搭載していない) 垂直離着陸は可能だが、音速での飛行は不可能である。 ガンダム専用輸送ヘリであり、空中換装や分離後のパーツ回収も単機で行うことが出来る。その全長・全幅もモビルスーツを運用するため作られたペガサス級の戦艦(ホワイトベース等)への搭載が可能なサイズに収められている。小型化のため、砲身が収まらないのでガンキャノンを輸送することができない。ジオン公国軍輸送ヘリのファットアンクルが、ドム、ゾックといった重MSを運搬できるのに比べて低機能といわざるをえない。
さらに、この機体はRX-78-2ガンダムとの空中換装を行った輸送機でもある。空中換装とは、先行して出撃しているコア・ファイターにガンペリーがガンダムの上半身Aパーツ・下半身Bパーツを空輸、空中にてコア・ファイターがコア・ブロックへ変形し、そこにガンペリーからA・Bパーツを投下しドッキングさせるというもので、(ガンダム)コア・ファイターのパイロットアムロ・レイとの絶妙な連携で、戦闘の最中に関わらず成功している。
Gアーマー登場以降は、輸送の必要が無くなったのか、ミサイル発射装置を搭載され攻撃機として出撃している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 劇中での活躍
第8話『戦場は荒野』では、ホワイトベースから下船するサイド7避難民の輸送を行っている。 その際に損傷を装って不時着し、機内に隠していたガンダムでジオン軍の背後を突く作戦を実施、勝利に貢献した。
第13話『再会,母よ…』では、ガンダムのパーツを輸送するために使用されている。 この際カイ・シデンの提案から初めて空中換装が実行された。
第15話『ククルス・ドアンの島』では、空中換装の訓練シーンに登場する。 以降このシーンは、スポンサーからの「合体シーンを必ず出せ」との要求により、Gアーマー登場前の第20話『死闘!ホワイト・ベース』まで、冒頭のナレーション部分で使用され続けた。
第23話『マチルダ救出作戦』では、空中換装のためにガンダムのボディパーツを運搬している。 この際ジオン軍兵士からは「中割れ」と呼称されて、「白い奴を運んでいる」事も知られていた。
第28話『大西洋、血に染めて』では、ジオン軍の女スパイであったミハル・ラトキエが翻意し、カイと共にガンペリーで戦闘に参加している。 被弾により操縦席からのミサイル発射操作が出来なくなった際、格納庫に降りたミハルが手動でミサイルを発射、見事ズゴック(劇場版ではグラブロ)を撃墜するが、 発射時の爆風を受けて機外に吹き飛ばされたミハルも帰らぬ人となる。