ヨルマ・パヌラ
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ヨルマ・パヌラ(Jorma Panula、1930年 - )はフィンランドの指揮者、作曲家、指揮教師。
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団(1963 - 1965)、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(1965 - 1972)、オーフス交響楽団(1970 - 1973)で芸術監督、首席指揮者を務めた。また、客演指揮者としてフィンランド国立オペラに頻繁に出向いている。
また、ヘルシンキのシベリウス音楽院(1973 - 1994)、ストックホルムの王立音楽大学、コペンハーゲンのデンマーク王立音楽院で指揮の教授を歴任した。
パヌラは、その教授職を通して、指揮界に重要な影響を与え続けている。彼の教鞭は「隠れた手」とも呼ばれ、エサ=ペッカ・サロネン(ロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督、首席指揮者)、ミッコ・フランク(ベルギー国立管弦楽団の音楽監督、フィンランド国立オペラの音楽監督)、サカリ・オラモ(バーミンガム市交響楽団の音楽監督、首席指揮者)、ユッカ=ペッカ・サラステ(トロント交響楽団の音楽監督)、オスモ・ヴァンスカ(ミネソタ管弦楽団の音楽監督、首席指揮者)など、一流の指揮者をフィンランド国外へ送り出した。
シベリウス音楽院で教会音楽、指揮を学ぶ。レオ・フンテク、ディーン・ディクソン、アルベール・ヴォルフ、フランコ・フェルラーラに師事した。また、指揮の他に、作曲も行っている。彼のオペラ Jaako Ilkka と River Opera は、「パフォーマンス・オペラ」と呼ばれる新ジャンル、即ち、音楽や視覚芸術、日常生活の融合分野を確立した。他に、ミュージカル、教会音楽、ヴァイオリン協奏曲、ジャズ・カプリッチョ、及び多数の声楽曲を作曲した。
現在、客演指揮者や指揮教授として、パリ、ロンドン、アムステルダム、モスクワ、ニューヨーク、タングルウッド、オタワ、シドニーなど、世界各地に出向いている。
先代: タウノ・ハンニカイネン |
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者 1965–1972 |
次代: パーヴォ・ベルグルンド |
先代: ジェルジ・リゲティ |
ショック賞音楽芸術部門受賞者 1997 |
次代: クロノス弦楽四重奏団 |
カテゴリ: フィンランドの指揮者 | フィンランドの作曲家 | 1930年生