エサ=ペッカ・サロネン
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エサ=ペッカ・サロネン(Esa-Pekka Salonen, 1958年6月30日 - )はフィンランドの作曲家・指揮者。現在は、1984年にアメリカ合衆国デビューを果たして以来、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者と音楽監督を兼任している。
ヘルシンキ・シベリウス音楽院でホルン演奏と作曲を学ぶ。同級生の作曲家マグヌス・リンドベルイと実験音楽合奏団「トイミー」(Toimii、フィンランド語で「それは作用する」の意)を結成。その後、フランコ・ドナトーニとニコロ・カスティリオーニのもとで作曲の研鑽を積む。当初は作曲活動に専念したが、急遽ロンドンでフィルハーモニア管弦楽団のマーラーの交響曲第3番の公演を引き受けることとなり、指揮者としての経歴が開始された。その後も1985年から1994年までフィルハーモニア管弦楽団の首席客演指揮者を務めてきた。
1985年からスウェーデン放送交響楽団の首席指揮者に、また1991年からロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任し、現代音楽の演奏と録音に献身してきた。ヴィトルド・ルトスワフスキの交響曲第3番の世界初録音は、1985年度グラモフォン賞現代音楽部門最優秀録音に選ばれた。
サロネンの作品には、フランツ・カフカの『判決』から題名をもらい受けたサクソフォーン協奏曲『…一瞥して何も気付かず…』(...auf den ersten Blick und ohne zu wissen...)(1980年)や、スタニスワフ・レムのテクストによるソプラノのためのFloof(1982年)、管弦楽曲『ロサンジェルス変奏曲』(L.A. Variations)(1996年)がある。作曲活動に没頭できるように2000年に1年間の休息をとり、その間にホルン独奏曲『演奏会用練習曲』(Concert Étude)や、アンシ・カルトゥネンとロンドン・シンフォニエッタのためのチェロ作品や管弦楽曲を作曲した。
サロネンは現代音楽だけでなく、シベリウスやニールセン、ラーションなどの20世紀前半~中頃に活躍した北欧の作曲家の紹介にも取り組んでいる。
[編集] 外部リンク
- Esa-Pekka Salonen official website (at Sony Music)
- Biography of Esa-Pekka Salonen (at Schirmer.com)
- ロサンジェルス・フィルハーモニック
首席指揮者・音楽監督 - 1991 -
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- 先代:
- アンドレ・プレヴィン
- 次代:
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