ヤマハ・MT-01
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MT-01とは、2005年にヤマハ発動機が主にヨーロッパ市場に向けて販売開始した、輸出用大型自動二輪車(オートバイ)の車種名。
[編集] 概要
車体種別はネイキッド。1999年、モータショーなどの各媒体に向け発表したコンセプトモデルMT-01「鼓動」に端を発する。同社のクルーザー(アメリカン)モデル「XV1600」シリーズに搭載される、総排気量1670ccの空冷V型2気筒エンジン、音圧を「鼓動感」として直接ライダーに伝える為シート直下に配置された大径サイレンサー。これらを際立たせるシンプルな車体構成。量産化を匂わせながらも一旦は音沙汰が無くなったものの、数年後、ほぼコンセプトデザインを再現するという形で量産化が決定した。
量産化にあたってはYZF-R1に用いた技術が応用されており、フレームの鋳造技術などが活かされている。また本来はヤマハ4気筒エンジン独自の技術であるEXUPを、V型2気筒エンジンでは初めて採用し、このバイクの特徴である低速トルクや「鼓動感」を高めている。