モーリス・ド・ゲスト賞
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モーリス・ド・ゲスト賞 (Prix Maurice de Gheest) はフランス・ドーヴィル競馬場の芝直線1300メートルで行われる競馬の競走。アベイユ・ド・ロンシャン賞と並ぶフランスの短距離路線の最高峰競走としてグループ1(GI)に指定されている。1998年には、シーキングザパールが日本調教馬として初の海外GI制覇を成し遂げた競走として、日本の競馬ファンにもその名が広く知られることとなった。同競走のレース名は、創設の前年に死去したフランス競馬界の大御所、モーリス・ド・ゲストに因んで名付けられており、日本のマスメディアの一部では「モーリス・ド・ギース賞」と報道されることも多い。
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[編集] 歴史
[編集] 歴代優勝馬
- 1995年 Cherokee Rose (チェロキーローズ)
- 1996年 Anabaa (アナバー)
- 1997年 Occupandiste (オキュパンディスト)
- 1998年 Seeking the Pearl (シーキングザパール)
- 1999年 Diktat (ディクタット)
- 2000年 Bold Edge (ボールドエッジ)
- 2001年 King Charlemagne (キングシャルルマーニュ)
- 2002年 May Ball (メイボール)
- 2003年 Porlezza (ポルレッツァ)
- 2004年 Somnus (ソムナス)
- 2005年 Whipper (ウィッパー)
- 2006年 Marchand d'Or (マルシャンドール)
[編集] 日本調教馬の成績
- 1998年 シーキングザパール 1着
- 2000年 ドージマムテキ 11着
- 2002年 エアトゥーレ 2着
- 2004年 シーキングザダイヤ 15着、ドルバコ 18着
なお、これら5頭は全て森秀行厩舎の管理馬である。
[編集] 関連項目
- アベイユ・ド・ロンシャン賞 - フランス短距離路線2大競走の1つ
- ジュライカップステークス - 英国短距離3冠競走
- ナンソープステークス - 英国短距離3冠競走
- スプリントカップステークス - 英国短距離3冠競走
- ブリーダーズカップ・スプリント - アメリカの短距離路線の最高峰の競走
- 香港スプリント - 香港の短距離路線の最高峰の競走
- スプリンターズステークス - 日本の短距離路線の最高峰の競走