モーターボート記念競走
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モーターボート記念競走( - きねんきょうそう)は、競艇のSGレースの一であり、正式名称は「総務大臣杯争奪 モーターボート記念競走」(2000年までは冒頭の「総務大臣杯」が「自治大臣杯」)であった。通称「MB記念」。近年はサブタイトルとして「SG(西暦)シリーズ第5戦」と大会名の冒頭にクレジットしている。
なお、モーターボート大賞(MB大賞)はGIで本競走とは別のものであり、単に「MB」と言った場合はSGであるモーターボート記念競走を差す場合が多い。
開催される競艇場を除いた全ての競艇場から1人ずつ推薦選手が選ばれるため、別名「競艇甲子園」とも言われている。開催は8月最終週を目安に行なわれているが、年によっては8月と9月の月跨ぎ開催も実現する。
競艇史上初のナイター競走によるSG開催は、蒲郡競艇場で開催された本競走の2002年第48回大会である。唐津競艇場で開催された2003年第49回大会では日中開催となったが、蒲郡競艇場で開催された本競走の2004年第50回大会で再びナイター競走による開催となった。2004年度以降、本競走およびオーシャンカップ競走は共にナイター競走による開催で行われることが慣例化したため、それらの開催はナイター競走実施が可能である桐生競艇場・蒲郡競艇場・若松競艇場のいずれかとなる傾向にある。なお2006年7月8日より住之江競艇場でもナイター競走が実施されるようになったため、住之江競艇場においても本競走が実施される可能性もある。
目次 |
[編集] 出場条件
- 優先出場
- 前年度優勝者
- 前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者(6名)
- 直前のSG競走であるオーシャンカップ競走の優勝者
- 開催される競艇場を除いた全ての競艇場から推薦された選手
- 開催される競艇場が希望する選手
- ※優先出場以外の選手はA1級であることが必須である。
[編集] SG競走の流れ
オーシャンカップ競走→当競走→全日本選手権競走
[編集] SGレースの色
夏の太陽をあらわす燃え滾る灼熱の色・赤色がシンボルカラーとなっている。
[編集] 過去の優勝者
回 | 開催年 | 開催場 | 優勝者 |
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45 | 1999年 | 児島競艇場 | 山本浩次(3558) |
46 | 2000年 | 若松競艇場 | 西島義則(3024) |
47 | 2001年 | 多摩川競艇場 | 市川哲也(3499) |
48 | 2002年 | 蒲郡競艇場 | 今垣光太郎(3388) |
49 | 2003年 | 唐津競艇場 | 田中信一郎(3556) |
50 | 2004年 | 蒲郡競艇場 | 今垣光太郎(3388) |
51 | 2005年 | 若松競艇場 | 菊地孝平(3960) |
52 | 2006年 | 桐生競艇場 | 中村有裕(4012) |
[編集] エピソード
- 第47回大会において優勝した市川哲也は、完全優勝(出走した7競走全て1着)を達成した。
- 第48回大会は、SG史上初のナイター競走による開催となった。なお続く第49回大会こそ日中開催であったが、第50回大会以降は常にナイター競走による開催となった。
- 第52回大会で優勝した中村有裕は、滋賀支部所属選手としては、全日本モータボート選手権競走(現在の全日本選手権競走)の第5回大会で優勝した三津川要以来、48年振りのSG優勝を達成した。
[編集] 今後の開催予定
- 第53回大会 2007年8月28日~9月2日(蒲郡競艇場)
- ナイターレースとして開催
競艇の主な競走 |
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