ホンダ・XL1000バラデロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホンダ・バラデロ (Honda XL1000V Varadero) は、本田技研工業から発売された排気量1000ccのオートバイ。同社より発売されていたアフリカツインと同じくデュアルパーパスに属するが、より舗装路向けのツアラーとして作られている。
目次 |
[編集] スタイル・機構
外観は、アフリカツインを彷彿させるデザインの大型のカウルを装着する。
車体の基本構成はVTR1000Fのものを踏襲しているが、フレームの材質が鉄製になっているなど相違点もある。フロントタイヤのホイール径は19インチになっている。
搭載されたV型2気筒エンジンもVTR1000Fと同形式のものをトルク重視に調整している。
[編集] 歴史
[編集] 初代(SD01、1999年-2002年)
カウルのデザインが若干丸みを帯びている。 燃料供給方式はキャブである。変速機の段数は5速である。 2000年までは日本国内の工場で生産されていたが、2001年以降はスペインのモンテッサ・ホンダの工場での生産に切り替えられた。
[編集] 2代目(SD02、2003年-)
カウルのデザインが変更され、精悍な雰囲気を出した。PGM-FIが搭載され、変速機の段数が6速になった。ABS搭載モデルもある。
[編集] バラデロ125
ヨーロッパで人気のある125ccクラスに向けて作られたバラデロ125もスペインで製造、販売されている。125ccクラスとしては破格の巨躯で、エンジンはシャドウ125と同形式のV型2気筒エンジンを搭載している。
[編集] 車名の由来
キューバのリゾート地バラデロに因む。
[編集] 外部リンク
- XL1000V Varadero/ABS(輸入販売元パッセージのサイト)
- Varadero125(同上)