ホットライン
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ホットラインとは、元々は2か国の首脳が非常の際に直接対話ができるように設置された直通の電話回線のことである。
元々は、キューバ危機の後の1963年8月30日、アメリカ合衆国のホワイトハウスとソビエト連邦のクレムリンとの間に危機回避のために設けられた直通回線のことを指した。これは、二国首脳間で直接に意志疎通が行えるようにすることで、偶発的に戦争が発生しないようにという目的が大きい。その後、各国首脳の間にホットラインが設けられるようになった。
米ソ間では1967年の6月8日に中東の緊張が高まった時に初めてホットラインが使用される事となった。
転じて、一般的な緊急時の直通電話(特に、救急の通信指令室と病院の急患担当部署を繋ぐ)の意味となり、さらには電話相談サービスの意味にも用いられるようになった。
なお、各国政府要人同士のホットライン(特に衛星通信回線)は、常に接続されているわけでは必ずしもなく、必要に応じて最優先で接続されるだけだという。
[編集] その他
- アメリカンフットボールにおける、クォーターバック(QB)とワイドレシーバー(WR)の名コンビを、パスが“確実に繋がる”事になぞらえてこう呼ぶ事がある。
- へびつかい座ホットライン(J.ヴァーリー)