Wikipedia:ページ名の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ページ名(記事名)の変更は、以下のような場合に行います。
- 記事名に、誤字・脱字があるとき
- Wikipedia:記事名の付け方のガイドラインに沿っていないとき
- 記事の内容にぴったりの記事名でないとき
ウィキペディアのシステムでは、ページ名を変更する手続きを移動と呼びます。ページの移動は移動記録と、ページの履歴に記録されます。(注: 古い移動は記録されていません)
ページの移動が指示されると、プログラムはまず、現在のページの名前を変更します。このページのこれまでの更新履歴はそのままに、ページが移動されたという履歴を追加します。さらに、元の名前で新しいページを作成し、新しい名前のページへのリダイレクトと移動の履歴を書き込みます。
このような処理を行うのは、更新履歴を保持するためです。ページ名の変更は、移動前後の記事双方の更新履歴の要約に「○○ を ×× へ移動」という形で記録されます。
アップロードされている画像ファイルの名前や、その画像の説明ページの名前を変更することはできません。この場合は、同じ画像ファイルを新しい名前でアップロードしなおすしか方法はありません。また、カテゴリ(Category名前空間のページ)も移動できません。
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[編集] 移動前にすべきこと
- ページ名の変更が、自明かどうか考えてください。たとえば、明らかに誤字を含んでいるページ名の場合、明らかに記事名の付け方に従っていないページ名の場合、そのまま移動を行ってください。移動後にできたリダイレクトページは、必要ならばWikipedia:リダイレクトの削除依頼で削除を提案できます。
- 名前の変更をすべきだと思ったら、Wikipedia:移動依頼に書いてある方法に従って、ページの変更について提案してください。
- あなたがその名前が不適当だと考えたとしても、今の名前がつけられているのには何か深い意味があるのかもしれません。独断で変更(移動)をすると、その後、その移動を気に入らない人がそれを取り消したり、再び移動したりが繰り返され、いわゆる「移動合戦」(Move wars) と呼ばれる、ばかばかしい状況に陥るケースが多々あります。
- これを防ぐため、ノートにおいて他の人の意見を募って下さい。反対意見が出れば、議論をして結論を出してください。直ちに賛成意見を得た場合でも、あるいは、賛成反対どちらの意見も得られない場合にも、Wikipedia:移動依頼にあるとおりおおむね5日間は、猶予期間をおいてください。ひょっとしたら、また反対意見がでるかもしれませんから。
- 名前を変更したいページの「ツールボックス」にある「リンク元」をクリックして、そのページへのリダイレクトページがあるかどうかを確認して下さい。これが何のためなのかは、後述します。
[編集] 移動のしかた
注意 ログインしたユーザしか移動できません。何らかの理由でログインを行わないけれど、記事の移動をしたい場合は、Wikipedia:移動依頼を利用してください。
- ログインする。
- オプション設定で、クイックバー設定をなし (None) 、外装をノスタルジアとしている場合は、それぞれ、それ以外に変更する。 - 移動のためのリンクがクイックバーにあり、また、ノスタルジアのスキンにはそのリンクがないため。
- 名前を変更したい記事を表示する。
- 画面の左右どちらかにあるクイックバーからこのページを移動のリンクを見つけて、クリックする。
- ページの移動という画面に切り替わるので、注意書きを読んだ上で、新しいページ名の欄に、新しい名前を入力する。移動理由も記載することが望ましい。
- そのすぐ下に、ノートページ(利用者ページの場合は会話ページ)を一緒に移動するかどうかの選択ボックスがあるので、特別な理由があってノート(会話ページ)を移動させたくない場合は、このチェックを外す。よく分からない場合は、チェックの入ったままにしておく(なおサブページは同時に移動出来ません)。
- ページを移動ボタンをクリックする。
以上で、記事名の変更は完了です。
- 以前の名前のページは、新しい名前のページへのリダイレクトページとなるので、改名の前からあった他の記事からその記事へのリンクは、リダイレクト(転送)機能によってリンク切れにはなりません。したがって、いちいちリンク先を変更する手間をとる必要はありません。
- しかし、転送は1回きりしか行われないので、転送先のページがまた別のページへの転送になっている二重リダイレクト(多重リダイレクト)の場合は、あなたが新しい名前にした記事まで転送されません(なぜこのようになっているのかについて興味があれば、Wikipedia:リダイレクトを参照して下さい)。よって、名前を変更する前に調べたリダイレクトページは、現在、二重リダイレクトになってますから、これを修正しなければなりません。これは名前を変更した人が責任を持って行って下さい。修正の仕方は、Wikipedia:リダイレクトに書いてあります。
- ただし、二重リダイレクトの修正をした後、あなたが行った記事名の変更が、取り消される可能性があります。こうなると非常に面倒なことになります。また、リダイレクトページを全て元に戻さなければなりません。こうならないためにも、変更の前に、将来それが取り消されないことを確実にしておくため、意見の統一を図る必要があるのです。
- 移動機能は、その記事があたかも最初からその名であったかのように、移動の前後の完全な履歴を保持します。ですから、ある記事の全文を丸ごと他の記事に移す場合にはこの方法によってください。しかし、例えば、記事の一部だけを分割して、新たな別名の記事を作成する場合は、この方法を使うことができません。この場合は、新しい記事を作成する際の要約欄に、どの記事から分割したかを記入すると共に、該当部分を元の記事から削除する際の要約欄に、どの記事へ分割したかを記入して下さい。
- 新しくつけたい名前のページが既に存在していて、かつ、そのページに移動以外の更新履歴がある場合(そして、たまにそれ以外の場合)は、記事名の変更ができません。そのページに記事がある場合を想定してつけられた制限です。白紙になっている、あるいは、リダイレクトになっているのであれば、移動のためであること、そしてその移動の理由と、賛同を得ていることを明らかにしてリダイレクトの削除依頼に出してください。管理人により無事削除されたら、改めて名前の変更作業をして下さい。
- 移動それ自体の履歴は、以前の名のついたページの履歴ページに表示されます。しかし、移動が取り消した場合(後述)は、最初の移動についての履歴は残らずに、取り消したことの履歴が残ります。ただし、その履歴の日時は、最初の移動をした日時になります。英語版のPETA氏のノートを参照。これは、各記事の履歴ページに関してで、最近更新したページには正しく表示されます。
- 記事名について議論があった場合は特にですが、ノートに「...の記事は、...に移動した」というメッセージをコピーするのが有益です。
- 記事名を変更した後にその行動に対して反対意見等が表明された場合は、速やかに相手との議論に移り、できるかぎり合意形成を得られるよう努めてください。
[編集] 名前変更の取り消し
移動した後に後悔することがあるかもしれません。この場合、変更を取り消すことができます。
AというページをBに名前変更したとします。
- ページBをページAに名前変更(移動)する。
- ページB(リダイレクトと移動の履歴だけになっている)をリダイレクトの削除依頼に出す。
ただし、既に、名前の変更後に、Aが編集されている場合(または、移動処理が正常に行われなかった場合)は、管理者のみが取り消すことができます。移動依頼で管理者に移動を依頼してください。
上にも書きましたが、「移動合戦」はいろいろある争いの中でも極めて非生産的な行動です。あちこちにリダイレクトを作り散らかし、サーバー、データベース、管理者、最近更新したページ、それを見た人の気持ち、どれをとっても無駄以外の何者でもありません。記事名を直す前に、そのような争いをやめられない貧しい精神をまず直す必要があります。冷静になって、「移動合戦」に参戦しないようにして下さい。
[編集] 記事名の交換
AとBという2つのページの名前と履歴を入れ替えるには、管理者の手助けが必要です。Wikipedia:移動依頼に、その旨を明記して依頼してください。
[編集] コピー&ペーストでの移動の修復
移動機能が作られる前は、カット&ペースト(コピー&ペースト)の方法によって、多くの記事の改名が行われました。そして現在もまた、移動の機能を知らない人によって、コピー&ペーストによる移動が行われます。その結果、記事やノートの履歴が2つ以上に分割されてしまい、変更の履歴を追跡するのに手間がかかったり、最悪な場合はどこかで途切れてしまって履歴を辿ることができなくなるという問題が生じています。
このような状況の場合、管理者は履歴ページの統合を行うことができます。この作業はリダイレクトの削除依頼にて依頼され、同意された場合などに実行されます。
注意: この操作を行うと、元に戻すことは実質不可能です。行うには非常に複雑な手順を踏む必要があります。管理者の貴重な時間を浪費させないために、自分が何をしようとしているのか十分理解しているのでない限り、以下の操作は行わないで下さい。
履歴の統合の手順は、Wikipedia:記事の分割と統合#履歴統合の手順を参照して下さい。
[編集] 既知のバグ
- 他の誰かがそのページ、またはそのノートページの編集画面を表示している間に、ページの移動を行うと、奇妙なことが起きるかもしれません。この点については、開発者によって完全に解消されたはずですが、今でも私たちの見ない所で起きているかもしれません。
[編集] 関連項目
- ※他プロジェクトからこのページに来た方へ
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