ベンジャミン・オグリビー
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ベン・オグリビー(Ben Oglivie , 本名ベンジャミン・オグリビー、1949年2月11日 - )パナマ出身の元プロ野球選手。左投げ左打ち。外野手、指名打者。
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[編集] 人物
オグリビーは1987年 - 1988年に近鉄バファローズに在籍したプロ野球選手である。グリップを極端に後方に構えた独特のフォームで安打を量産。38歳と全盛を過ぎた年齢での来日であったが、元本塁打王の存在感を見せつけた。また、野球に対しての真摯さからファンやチームメイトにも愛された選手である。 近鉄入団の数年前、西武ライオンズが獲得に乗り出したこともある。
[編集] 略歴
- 1974年:デトロイト・タイガースに移籍
- 1987年:近鉄バファローズに移籍
- 1988年:近鉄バファローズ退団 引退
引退後は米マイナー球団のコーチを歴任する。
[編集] エピソード
- 10.19で優勝を逃した後、祝勝会になるはずだった残念会を抜け出してホテルのトイレで泣いていた。
- 38歳と遅くでの来日であったが二年連続3割20本を記録する。
- 自分のミスで負けた日に金村義明や村上隆行などといったチームメイトに風呂に投げ込まれ、お湯を掛け合うなどしてはしゃぎ、励まされた。「メジャー時代でも白人と黒人と一緒にお風呂にはいることなど無かったのに」と言って感激した。
- 年齢のせいもあるが、メジャーで本塁打王を獲得するなど実績的に明らかに格上であったため、ブライアントは直立不動でオグリビーのことを「サー」と呼んでいた。
- 実況の安部憲幸氏が「ぐりぐりぐりぐりオグリビー!」と言っていたらしい。